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2020年私的年度代表馬発表!

21/1/3


 さて今年で記念すべき(?)第21回を迎えました、皆さんおマチカネなのかどうかはわかりません私的年度代表馬発表の季節がやって参りました。私的年度代表馬とは何か?それは「年間を通じて最も私の印象に残った馬」に与えられる称号である。選考基準はそれだけ。あちこちのページで「私が勝手に選ぶ年度代表馬」だとか「裏年度代表馬」とかいう名前でやられているものである)。っとここまで昨年までの使い回しである。

 というわけで、ここで昨年までの私的年度代表馬を振り返ってみよう。

 というわけでこれらの馬に続き競馬史に新たな1ページを(あくまで私の脳内で)刻む事になった、2020年の私の年度代表馬は、、、





メイケイダイハード


 私は「軽ハンデの酒井」に注目していて、ハンデ戦で酒井学騎手が軽ハンデで騎乗すると大抵本命にしている。酒井騎手は地味ながら軽斤量で乗れる騎手の中では最も上手い騎手であり、軽斤量時に穴を開けることが多い。この年も酒井騎手が軽ハンデで登場すると、積極的に狙って行った。そして、その最大の成功例が中京記念である。

 中京記念は上位4頭がタイム差0.1秒以内の大混戦だったが、勝ったのは53kgで酒井が乗っていたメイケイダイハードである。道中は中団に付け、やや前を行くミッキーブリランテが早めに仕掛けると、それを目標に進出開始。直線では長く着実に良い脚を使い、先頭に躍り出た。最後にラセットにクビ差まで詰め寄られるものの、先頭でゴールを駆け抜けた。

 18番人気での勝利だったが、18番人気以下での重賞制覇はあのサンドピアリスの1989年エリザベス女王杯(20番人気)以来だそうである。馬連8万馬券を的中したが、単勝も163倍付くのならなら押さえておけばよかったかな。

 この時は6番人気ラセットが2着に来て8万馬券だったが、クビ差3着のエントシャイデンがあと少しだけ頑張ってくれたら16万馬券になっていた筈である。それを考えるとクビ差で配当が半分になってしまったのだが、この8万馬券はこの年一番の大的中だった。(ちなみに、この年2番目の高配当的中も5/31のダービーの日の京都10R安土城Sで、酒井騎乗のグランドロワを本命にした392倍の馬連である。)

 メイケイダイハードは、この年7戦して中京記念以外は2桁着順ばかりの結果だったが、私が買ってる時に勝ってくれて、しかも8万馬券の的中に貢献した功績を讃えて私的年度代表馬に決定である。


[おまけ:その他の候補馬]
マグナレガーロ
昨年、一昨年もノミネートされた私の出資馬である。その時ここに「アーモンドアイと同世代で募集総額は4500万円。アーモンドアイの1.5倍の値段である。なかなかデビューできなかったが3月にデビューして難なく勝利。ところがその後骨折が判明して半年間休養。休養明け2戦目に2勝目をあげるがまたしても骨折。出てくれば強いのだが、脚元が弱いのかなかなか出てきてくれない。まるで元横浜ベイスターズの多村仁志だな(ホークス時代は怪我による休養は少なかったみたいなので敢えて「元横浜ベイスターズ」とだけ書かせてもらう)。」とカイタノだが、今年ようやくオープン入り。そのオープン入りを決めた2/1舞鶴Sを京都まで観に行って、しかも口取り式にも参加した。無観客や制限付き入場が多かったこの年唯一の口取り参加である(そもそも中央で勝ったのが全出資馬の中でこれ1つだけだから結果的に口取り中止は関係ないけど)。
舞鶴Sのことは優駿エッセイ賞の応募作でも取り上げた。その作品が佳作以上に入賞していたらこちらが私的年度代表馬なのだが、残念ながら落選したため次点とする。
◆メイショウダッサイ
元出資馬サンビスタの従弟で父も同じ、つまり3/4以上が同じ血統構成の馬である。この馬が中山大障害を勝った。父スズカマンボはグランド牧場生産馬として初の芝GI馬だが、その仔サンビスタが初のダートGI馬でメイショウダッサイが初の障害GI馬である。この年は4戦3勝2着2回でそのうちの1つがJ・GIである。これを書いている時点でJRA賞は発表されていないが、最優秀障害馬にぜひ選ばれて欲しい。それどころかこの年の古馬平地GIは牝馬が活躍していたため、最優秀4歳以上牡馬でもフィエールマンといい勝負だと思う。ただし、オジュウチョウサンとの直接対決で負けているのが微妙だが。
キーコーズウェイ
私の出資馬で3歳馬である。デビューが遅れ、デビュー戦は14着に敗退。その後、中央再転入を目指して地方に移籍したが、門別移籍初戦を勝ち、その後、門別→水沢で4戦連続2着。いつでも勝ち上がれると思っていたが、12月に出走予定だったレースが何と3戦連続降雪のためレース中止という不運に見舞われた。地方で2勝できるぐらいの実力はあるのだが、運がなく、2勝すればいい3歳のうちに再転入の権利を手に入れることはできなかった。
サンジョアン
あのサンビスタの初仔で我が出資馬である。牝馬ながら募集価格が総額7000万円とエラい高かったが出資した。しかし、脚元が弱くなかなかデビューできずに1戦0勝のまま地方に移籍。地方移籍後は上記のキーコーズウェイと同じ厩舎で同じ週にレースを使ってきた。そして、水沢ではキーコーズウェイと同じく2戦連続雪で中止の憂き目にあったが、年末の12/29にどうにか2勝目を挙げて再転入の権利を獲得した。その翌日に出走予定のレースが雪で中止になったキーコーズウェイとは最後に明暗を分けた。

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