本命はブライアンセンス。マーチＳを制して臨んだ前走の平安Ｓでは１番人気に支持されたが、展開が向かずに９着と人気を裏切った。そのせいか、ここでは人気を落としているようである。すでに重賞勝ちがあり、前走の重賞でも１番人気に支持されるような馬だったのに、たった一度の凡走で人気を落としているのだから狙い目である。札幌コースは初めてだが、ホッコータルマエ産駒はこのコースで単勝回収率314%である。勝率はそこまで良くないものの連対率は28.9%と優秀なので、連軸として狙い目だ。配当妙味のあるこの馬を軸にしよう。

　相手本線はこのコースに強いヘニーヒューズ産駒のペリエール。ヘニーヒューズ産駒は過去３年のコース勝率18.9%と相性が良く、回収率も単複ともに100%を超えている。この馬自身も前走の大沼Ｓを２馬身半差の快勝で勢いに乗っているので対抗として狙おう。

　もう１頭、このレースと相性の良いマリーンＳ上位馬テーオードレフォン（マリーンＳ２着）も狙い目だ。昨年はマリーンＳ３着からエルムＳでも３着だったが、今年のマリーンＳではハンデが1kg重くなったにもかかわらず、着順を上げている。昨年以上の走りに期待しよう。

　その他の馬ではドゥラエレーデ、マテンロウスカイ、ロードクロンヌといった人気上位の有力どころに加え、昨年のこのレースの覇者ペイシャエスを押さえておこう。初ダートのトロヴァトーレは前売り１桁人気だがルメール人気であると思われ、レイデオロ産駒のコース実績が良くないことから消しとする。