JRA-VAN 新データ「馬名の意味・由来」登場記念!
(2007.9.21)
これを書いている2007年9月の現時点での2007年度流行語大賞候補である。特定の芸人が使っているわけではないが、このフレーズが流行っているのである。この言葉の起源を調べてみたところ、日本の同性愛者のメッカ新宿二丁目のゲイバーで流行っていたフレーズがTVを通じて全国に広まったのだそうだ。もし、この言葉が流行語大賞に選ばれたら、受賞者は二丁目のゲイバーのおねえちゃん(?)になるのだろうか?
2007年といえばJRA公式の競馬データベースJRA-VANで新データ「馬名の意味・由来」というものが馬データに付けられることとなった年である。そして「ドンダケー」という馬がデビューしてきたので、この新データ「馬名の意味・由来」を調べてみると、そこには驚くべき事実が。
何とそこには「ドイツの飛行船名」と書いてあったのだ。ドイツには「ドンダケー号」という飛行船があるらしい。「ドンダケー」は「どんだけ〜」ではなく、ドイツ語由来の言葉なのである。もしくは「どんだけ〜」は「どれだけ」という日本語が訛ったのではなくドイツ語起源の外来語だったのか(違うって)。意外な意味があるものだ。ドイツには「カイタノ」という馬(ただし造語)がいるので「ドンダケー」という飛行船があっても別におかしくないよな。「博多どんたく」の「どんたく」ってもともとはオランダ語なんだから、それのドイツ語版なんだろうか?
・・・と思ったのだが実は「ドンダケー」は実はデビュー前に改名していて元の名前は「ハンザ」というらしい。ハンザだとハンザ同盟とかでお馴染みのドイツ語である。「ドイツの飛行船」ってハンザのことだったのね、たぶん。JRAホームページのデータファイルにはドンダケーは「どれだけ」って書いてあるし。ちなみに同ページの「競走馬登録馬名簿」にはドンダケーの馬名の下に小さな字で(ハンザ)としっかり書かれている。私が愛用しているJRA-VANデータベースソフトTarget Frontier 5.56 R000 で見ると「ドンダケー」=「ドイツの飛行船名」なのだが・・・。と思ったらTarget Frontier JV 5.56 R003 では馬名変更等で現在の馬名ではないものの場合それを除外するように修正されていて「ドイツの飛行船名」は出てこなくなっているし。結局JRA-VANで新規に追加になったデータの「初期不良」だったというオチか。
「ドンダケー」というドイツの飛行船が本当にあったらオモシロイのに・・・。どんだけ〜!