今度こそ観戦できる・・のか


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 デビュー戦を見に行こうとしたら皇太后陛下御崩御で中止になったシルクパイロットが、この日の未勝利戦に出走登録してある。今度こそ見にいけるぞ。

 しかし、関東地方に台風3号が上陸の可能性ありというニュースが・・・・・。またしても競馬が中止になるのだろうか。前日にJRAのホームページを見たら「明日の東京開催の実施の有無については、明日の7時頃に発表します」といった内容のことが書いてあった。

 そして当日、朝起きたら雨が降っていて風が強かったが、JRAのホームページを見たら第1Rの発走を11:20に遅らせて実施するらしい。シルクパイロットが出走する第3Rは当初10:50の予定だったのが12:10発走となっていた。昼休みをなくして、また、レース間隔を詰めて行い、最終レースは予定通りの時間に終わらせるらしい。まるで地方競馬のようだ。

 台風も通り過ぎたので第3Rの時間に間に合うように東京競馬場に出撃。初めての芝のレースだったが、馬場状態は当然のように不良だったし、新人の嘉藤騎手に乗り代わりで減量特典で52kgの斤量で出走できる。勝つとは思っていなかったが、「ひょっとしたら3着につっこむことはあるかもしれないし人気にもなっていないようなので複勝でも押さえておこうかな」と思ったが、どうせ1番人気のイーグルバッハが3着以内には来るだろうからイーグルバッハとシルクパイロットのワイド馬券を買っておいた(そのほうが配当が高かったため)。

 そしてレース。スタートはあまりよくなかった。もう1頭もっと出遅れた馬がいたので目立たなかったが。そして直線で馬群がゴールを目指してくる。シルクパイロットはひょっとしたら8着以内には入れるかもしれない。ゴール手前で私はシルクパイロットが先頭から何頭目にいるのかを数えていた。6番目だ。しかし、最後に大外から1頭つっこんできた馬がいたので7着。

 中央競馬では本賞金は5着までしか出ないが、出走奨励金なるものが6〜8着馬に対して支払われる。これでシルクパイロットも本賞金こそゼロだが出走奨励金はくわえて来たわけだ。よくやった。次は入着して本賞金を手にしてくれ。

・・・と競馬場では思っていた。しかし・・・。

 帰宅して「出走奨励金はいくらつくのかな」と確認のためにシルクのパンフレットを調べた。次のように書いてある。
出走奨励金
 出走馬のうち、第6着馬から第8着馬までに対し1着本賞金の8%、7%、6%に相当する奨励金が交付されます。
※但し、1万円未満は四捨五入。
※1着馬から芝で4秒(新馬・未出走・未勝利競走の場合は3秒)
 ダートで5秒(新馬・未出走・未勝利競走の場合は3秒)を越えて決勝線に到達した時は交付されません。

 この色で書いた部分がくせ者である。今回のレースは芝の未勝利競走なので1着馬に3秒以上遅れてると出走奨励金(※1)は出ないのである。JRAのホームページで競走成績を確認すると1着馬に3.3秒差を付けられている。ということは出走奨励金が出ないということだ。無念。

 ちなみに重賞競走以外の2000m以上のレースでは距離割増賞が8着まで出ることになっていて、このレースの7着の場合だと3万円(といっても一口馬主の私が手にすることができるのはその500分の1だが)であるのだが、それは出るのだろうか?手元の資料を見る限りではそこの規定には1着馬から何秒以内とかいう規定は見あたらないのだが。

 今までは競馬のルールでお金に関することは配当の出し方を気にしていればよかったが、今後は賞金・諸手当についても気にしなければいけないのだな。


※1 出走奨励金は6〜8着馬に対して支払われる賞金のおまけのようなもの。出走手当とは異なる。だから今回のシルクパイロットの場合でも出走手当はちゃんともらえる。


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