ランデブー障害入り


 未勝利戦で3戦連続2桁着順で1ヶ月間の出場停止処分を2回も受けたシルクランデブー。競走馬としては通用しないのか?2度目の出走停止を受けた時はテレホンサービスでも「調教師と相談して今後を決めます」と引退寸前の馬に対する決まり文句を言われていたが、引退はせずに障害入りをすることとなった。

 牝馬なので引退して繁殖入りすればいいのにとも思ったが、私は障害レースが好きなので、我が出資馬初の障害馬として期待していた。障害試験は1度目は不合格だったが、2回目の障害試験でどうにか合格した。

 そのシルクランデブーが2003年10月4日第5レース障害未勝利戦に登場である。出資馬初の障害レース出走ということで、私は中山まで観戦に行った。JRAのホームページで調べたところ、畠山重厩舎は2頭出しであるので期待を持てる。しかし、中山競馬場に行く途中で気づいたのだが、畠山重厩舎のもう1頭の馬ミツアキオペラオーは2002年10月20日の平地未勝利戦でシルクランデブーと共に畠山重厩舎のビリ−ブービー逆ワンツーを決めた伝説の馬である。これでは2頭出しとはいえ全然期待など持てたもんじゃない。逆ワンツーの時はランデブーのほうが6馬身先着していたが、今回の「因縁の対決」はどちらが先着できるのか?まあ、平地ではダメダメでも障害入りして大化けすることもあるので、今回はランデブーが秘めている(かもしれぬ)障害の素質に期待しよう。

 そしてレースのスタートである。スタート直後からシンガリを歩いている。飛越は無難にこなしているように見えるが、他馬との差はどんどん離されていき、1周してきて2周目ともなると、1頭だけポツンと離されたシンガリである。そしてゴールまでシンガリ。初障害とはいえ障害でもこんなレースしかできないのか。ちなみにミツアキオペラオーは後ろから4番目ぐらいの着順。シルクランデブーはもちろんビリ。因縁の対決は障害ではミツアキオペラオーに上がった。ちなみにこのレースのブービー馬は同じシルクHC所有のシルクサニーロード。シルクの馬も2頭出ていて今度はシルクの馬でビリ−ブービーの逆ワンツーを決めた。新たな「ライバル」の誕生である。シルクランデブーは、ミツアキオペラオー、シルクシルクサニーロードという同厩舎や同馬主のライバルと障害戦線で宿命の対決を繰り広げていくに違いない。


もどる