大逃げドライヤー

〜 ツインターボ 〜

ツインターボ

 大逃げといえばツインターボ。最近ではサイレンススズカやセイウンスカイのようなG1を勝つほどの人気馬も登場しているが、逃げ馬ブームの火付け役はやはりツインターボ様である。

 ナリタブライアンの勝った94年の有馬記念。Disc Boxでそのレースを見ていると、向こう正面では「ツインターボ、セーフティリードか」という実況が入るが、4コーナーあたりでは「さあ、ツインターボのリードはここまで」とまるでバテるのが決まりきっているとでもいうような実況が入る。「さっき、セーフティーリードと言ったじゃないか!」という突っ込みを入れてしまいたくなるような感じだが、痛快で見事な逃げっぷりだった。

 この有馬記念はJRAがファンから募集した21世紀の名馬投票で見事1位に輝いたナリタブライアンの最後のG1勝利という歴史に残るレースである。出るたびに大逃げを打っていたツインターボが、いつもにも増して大逃げを打って観客を魅了したレースとしても忘れがたい。

 さて、ツインターボという名のドライヤーが我が家にある。正式名称は英語で"Twin Turbo"なのだが。出力を2段階に切り替えられるためこの名がついたらしい。94年の正月ぐらいに秋葉原で買ったドライヤーなので、もう6年以上使っていることになる。ちょうどツインターボの現役時代に買ったものだ。

 競走馬ツインターボといえば大逃げと逆噴射だが、このドライヤーは逆噴射はしたことない。電源さえ供給されていればスイッチを変えない限り出力は一定である。まあ、ドライヤーが逆噴射したら困りものなのだが。


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