中央競馬編
馬券を買おう
中央競馬では電話やインターネットで投票できるPAT方式という仕組みがあります。PATにはA-PATと即PATの2種類があります。
- A-PAT
- プッシュホン式電話による投票(ARS)とインターネットからの投票(IPAT)の両方が使えます。ただし、専用口座の開設が必要であり開設までの手続きに時間と手間がかかります。また、金曜の夜から月曜(変則開催時は開催翌日)までの間口座にロックがかかり入出金ができなくなります(ペイジーからの入金は可能)。専用口座を開設できる銀行はJRAホームページ内のこのページをご覧ください。
- 即PAT
- インターネットからの投票(IPAT)しかできませんが、対応する銀行に口座さえ持っていればインターネットからすぐに申し込みができます。対応する銀行はジャパンネット銀行、 楽天銀行 、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、住信SBIネット銀行、ゆうちょ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、auじぶん銀行です(2020年3月現在)(ネット銀行以外でもインターネット・モバイルバンキングへの加入が必要)。これをご覧になっている人はインターネットを使うことができる人だと思いますので、こちらがおすすめですが、インターネットに接続不可能となった場合に備えて予備でA-PATにも入っておくのもいいでしょう。
なお、PATは携帯電話からも投票できます。また、スマートフォンから通常のウェブページでも投票できますが、投票に便利なアプリも出回っています。探してみましょう。
レースを見よう
地上波等の一般のテレビ放送も競馬中継は放映されていますが、主にメインレース前後が多く、全レース中継されているとは限りません。全てのレースを観るにはJRAの関連法人が運営するグリーンチャンネルでTV観戦可能です。中央競馬開催中は全レースの中継が放映されます。競馬専門チャンネルだけに地上波等の中継よりも中継番組としての質は高いです。グリーンチャンネルはスカパー!、各種ケーブルテレビ、NTTのひかりTV、auひかり のテレビサービスでご覧になれます(別途料金が発生します)。
また、2014年3月よりグリーンチャンネルWebというサービスも始まりました。パソコン・タブレット・スマートフォン(iPhoneを含む)で「グリーンチャンネル」がお楽しみいただけるサービスです。タブレット・スマートフォンについては、通信キャリアを問わずご利用いただくことが可能です。スマホだけで見たいのであれば月額500円で利用できます(タブレット端末でも観れる用になった様ですが高画質は選べないようです)。マルチコースというパソコン・タブレット端末・スマートフォン全てで視聴できるコースも1200円と、スカパー!等で見るよりも安いです(画質はネット環境やパソコンのスペック等にもよると思うのでここでは保証しません)。テレビと違って録画はできませんが、マルチコースでは見逃し配信等も利用でき、便利です。
なお、一般のテレビ(地上波、BS)、ラジオでの中継予定はJRAのこちらのページで調べることができます。
また、最近では自宅でグリーンチャンネルに加入していない場合や出先等でも、グリーンチャンネルを観ることが可能なネットカフェ等があります。以下で検索して調べてみてください。
地方競馬編
馬券を買おう
地方競馬の馬券を買うには以下のようなネット投票の方法があります。
- 楽天競馬
- 日本で開催されている全ての地方競馬の馬券が買えます。キャンペーンで楽天ポイントが貯まります。楽天銀行 口座が必要です。普段楽天のサービスを利用している人には最もオススメです。
- SPAT4
- 南関東競馬のネット投票システムとしてスタートしたのですが、現在は全地方競馬の馬券が買えます。シンプルですがシステムが最も安定しています。
- オッズパーク
- 南関東を除く地方競馬の馬券が買えます(市中銀行会員という専用口座を使用する会員は南関東のダートグレード競走も買えます)。また、5重賞(オッズパークLOTO)の投票もできます。
- JRA IPAT(A-PAT、即PAT)
- 2012年10月よりJRAのIPATでも地方競馬の馬券を買えるようになりました。ばんえい以外の地方競馬が変えますが、発売日は限定されているのでご注意ください。発売日についてはNARホームページの地方競馬IPAT特設ページ内の発売カレンダーでご確認ください。口座ロック日の関係でA-PATよりも即PATの方が買える日が多いです。
レースを見よう
インターネットで動画を見れる環境にあれば地方競馬ライブというページや楽天競馬のレース映像でライブで実況を観ることができます(ともに既に終了したレースもVTRで視聴可能)。なお、これらは中央競馬のグリーンチャンネルと違い、インターネットで動画を観る環境さえあれば無料で視聴できます。なお、中央との交流重賞はグリーンチャンネルでも中継されることがあります。
また、スカパー!でも各地の地方競馬場でのレース中継チャンネルが用意されています。こちらは別途料金が発生しますのでご注意下さい。
馬柱付きの出馬表を手に入れよう
競馬の予想、そして観戦に不可欠なアイテムといえば競馬新聞(スポーツ紙でも可だが)。競馬新聞の中でも情報がぎっしり詰まった出馬表は特に重要です。そのレースに出走する馬の血統やら過去の成績やらその他諸々の情報が馬柱という1枚の表に収まっています。逆に言うと馬柱の情報さえあれば最低限必要なものは揃ったも同然。競馬新聞の他の部分はオマケのようなもので、あれば便利だが無ければ無くてもそんなには困らないものです。競馬新聞は馬券売り場まで行かなくても、馬券売り場のある地方ではその辺のコンビニや駅の売店で買えますが、それでも自宅で手軽に入手できた方が便利ですね。また、馬券売り場の無い地方だとそれすらできないことが多いのでどうにかして入手する必要があります。特に地方競馬はその地方にいかないと売っていない場合がほとんどです。
世の中便利になったもので出馬表の馬柱に載る程度の情報だとインターネット上で入手することができます。これで日本の、いや世界のどこにいても日本各地で行なわれる競馬の馬柱を入手できます。各主催団体で馬柱付き出馬表をウェブで公開しているので、以下に無料で入手・閲覧できるものを紹介します。
また、中央競馬の場合JRAの子会社ターフメディアサービスが運営するデータ提供サービスJRA-VANのData Lab. を使用したTarget Frontier JV というソフトを使うと出馬表形式でPDFファイルを作成することができます。Target Frontier は競馬ファンの間で広く使われている定番の情報分析ソフトであり、予想家や評論家等の競馬を生業としている人の間でも使われています。Target は新聞形式のPDFファイル作成だけではなく、普通に情報分析ツールとしておすすめできるツールです。また、PAT投票の支援機能も付いていて便利です。以前はシェアウェアでしたが現在ではフリーウェアなのでデータ分析をしたい人はぜひ利用してみましょう(ただしJRA-VAN Data Lab. の利用料金は別途発生します)。
話がそれたついでに紹介しておきますと、JRA-VANではData Lab.の他にウェブ上で馬柱を表示し、各種データ分析ができるJRA-VAN NEXTというサービスも提供されています(Data Lab.とは別に料金が必要)。じっくり自分のPCにデータベースを構築してデータ分析をしたい人にはData Lab.をお勧めしますが、手軽に利用したい人にはNEXTをお勧めします。
なお、JRA-VAN では Data Lab. か NEXT のどちらかの会員になると、携帯版またはスマホ版が無料で使えるようになるので便利です。
また、競馬新聞社のウェブサイトでは有料でPDFやFAXで新聞を配っているところがあります。例えば日刊競馬ではPDF形式やFAXで紙の新聞を取り寄せることができます。その他各競馬専門紙のホームページで同様の情報が提供されていますのでこちらのリンクから色々と探してみましょう。なお、ばんえい金太郎は楽天競馬の会員であればマイページから全レースの紙面が手に入ります。そういった意味でも地方競馬ファンには楽天競馬に入会することをお勧めします。
なお、iPad等のタブレットPCがあればPDF形式の新聞を手軽に読むことができます。自宅でテレビを観ながら馬柱を見るという使い方の他に競馬場や場外馬券売り場に持って行って紙の新聞代わりにしたり外出先でも手軽に閲覧したりすることができます。なお、iPadで馬柱を見る詳しい方法については拙ブログにて「iPadを競馬新聞の馬柱代わりに使う方法」という記事を書いていますので、興味のある方はそちらをご覧ください。
ちなみに私は以前はiPadを使っていたのですが、現在は Kindle Fire HD 8.9 を使っています。Amazon で電子書籍を読むのに便利な上にとにかく軽いので重宝します(GPSが付いていないのが難点だけど)。Kindle には単に Amazon の電子書籍を読むためだけの端末ではなく、色んなアプリを使えるタブレット端末も出ています(もちろん電子書籍専用端末よりは高いけど)。
現在は新品の発売はないのですが、後継機として以下がおすすめです。
タブレット端末は(Kindleに限らず)小型のものも出ていますが、競馬新聞は細かい字が多いのである程度の大きさのものが必要なので最低でも画面サイズが8インチはあった方が良いでしょう。10インチの方がより見やすいと思いますが、持ち運びという点では8インチの方がいいかもしれません(8.9インチが最適なサイズだと思うのですが Amazon Kindle の最新のタブレットにはない模様)。それに10インチのものは高いですし。あと、10インチの Kindle Fire は使ったことがないので、上で書いた「とにかく軽い」というのは保証できません。他社の同じ画面サイズのタブレットよりはだいぶ軽いんでしょうけど(誰か情報求む!)。