バックナンバー(9/17-10/1)
10/1 |
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中山 | スプリンターズステークス (G I) | 芝1200m | |||||||||||||||
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4歳上定量 | |||||||||||||||||
日本の中央競馬では95年までははっきりとした「春のG1シーズン」「秋のG1シーズン」というものが存在した。それが96年と今年を中心とした重賞体系の変更によってG1は必ずしも一定の時期に集中して行われるようではなくなった。というわけで一足早いようであるがもうG1なんだな、これが。 このスプリンターズSも昨年は年末の有馬記念の前の日に行われていた。それがこの時期に変更になったので、レース傾向も変わってくるかもしれない。夏の暑い時期は休んでいる馬も多いので、今回も休養明けの馬が多いし。スプリンターズSは私にとって全G1の中で最も相性のよいレースなので、移してほしくなかったというのが本音なのだが。 さて、今年のスプリンターズSは重賞勝ち馬が多くG1連対経験ある馬が多く豪華メンバーといわれている。欧州G1を2勝しているアグネスワールドが前売り時点で1番人気となっているが、この馬は日本では小倉や中京のような平坦なコースじゃなければ駄目なようである。直線に坂のあるコースが苦手なのだろう。 本命はビハインドザマスク・・・と書く予定だったのだが、枠順を見て予定変更。ビハインドザマスクは大外に持ち出して直線一気で勝利をものにするのが信条の馬である。最内枠というのはいかにも不利だ。 では本命はというと香港馬ベストオブザベスト。フェアリーキングプローンといい、インディジェナスといい、オリエンタルエクスプレスもそうだが、最近のGIでは香港馬の活躍が目立つ。前走は1000mのG2で(後に安田記念を征することになる)フェアリーキングプローンに0.3秒差を付けて勝っている実力馬であり、鞍上は昨年のJCでインディジェナス(2着)の手綱を取ったホワイトである。日本からさほど遠くないので輸送による不利もそれほど大きくないだろうし、香港の陣営は日本のG1に出走させると必ず勝負に来ているのだろう。それにヨーロッパと違って直線の6ハロン戦以外経験がないということもないので日本のコースへの適性もある可能性が高い。かつてはヨーロッパの馬が参戦してくると黙って消しておけばよかったが(その割に人気を集めてくれることが多かったし)、香港に限って言えばスプリンターズSの[外]だからといって軽視できない。 相手は連に絡みそうにない馬がジョーディシラオキ以外見あたらないので、ジョーディシラオキ以外すべての馬に流そう。
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買 い 目 |
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結 果 |
払戻金 単勝 15 25,750円 複勝 15 2,190円 / 9 120円 / 2 130円 枠連 5−8 2,350円 / 馬連 9−15 25,700円 ワイド 9−15 4,620円 / 2−15 7,390円 / 2−9 220円 |
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コ メ ン ト |
今回の予想で当たったのは「ジョーディシラオキは連に絡まない」ということ。それだけ。もちろん、それだけ当たってもしょうがない。ジョーディシラオキ以外の馬全ての単勝を買っていればかなり儲かった筈だが。 新潟の代替開催があったので長期の開催となった中山競馬場の最終日。その荒れ果てた芝コースの内埒沿いには仮柵の外れた跡、俗に言うグリーンベルトなるものが登場した。そして、逃げたダイタクヤマトがそのグリーンベルトを利用して逃げ切ってしまう。単勝万馬券。グリーンベルトに助けてもらったといえ初重賞制覇であり初G1制覇だ。江田照男はプレクラスニーの秋天(メジロマックイーンが降着になった時)以来2度目のG1制覇である。そして初めてG1レースを先頭でゴールの前を駆け抜けた。インタビューの時の江田の顔は天皇賞の時とは違い笑みが溢れていた。 2着はアグネスワールド。ヨーロッパのG1を2勝していて今回は日本のG1初勝利に手が届きそうだったが、グリーンベルトを利用して逃げた馬には届かなかった。惜しい。グリーンベルトさえ無ければ勝ったと思うのだが。そして3着も実力馬ブラックホーク 我が本命ベストオブザベストはブービー。夏をクソ暑い香港で過ごしたのが災いしたか。香港馬は無条件に買うのではなく、仕上がり具合を見て買うべきだった。日本に来るからには万全の状態で仕上げてくると思ったのだが、どうも休養明けの馬は違うらしい。 ビリは唯一消した馬ジョーディシラオキ。私は16頭立てのレースで15着馬を軸に1〜14着馬に流していたことになる。小錦15人ぐらいのワイドが必要なのか・・・・。
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9/24 |
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中山 | 産経オールカマー (G II) | 芝2200m | |||||||||||||||
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4歳上別定 | |||||||||||||||||
いよいよ秋競馬も始まり、このオールカマーには宝塚2着馬と4歳馬が登場である。しかし、メイショウドトウ・ステイゴールド両頭ともに宝塚以来の出走であるので本命は別な馬としたい。 では、本命はというと昨年のこのレースの2着馬ダイワオーシュウである。札幌記念は4着に敗れたが、長期休養明けなのでしかたがない。もともとリアルシャダイ産駒なので叩いたほうが良さそうだし。ここ2年連続でオールカマー2着とこのレースとも相性がよい。菊花賞2着になったのも秋だし、秋はこの馬の調子がよくなる季節である。怪我さえなければ関東リーディング間違い無しの善臣が今週から復帰。ここで重賞を制して早く後藤に追いついて欲しいものである。 相手は宝塚2着、4着馬でしょうがないか。人気はメイショウドトウが集めいているがどちらかというとステイゴールドの方が格上に感じられる。特に今年に入ってからはますます安定味を増しているし、以前ならG2は消しでG1は買いだったのだが今年は休み明けのG2でも侮れない存在になっている。 その2頭の他にも注目の1頭がいる。船橋競馬から参戦のマキバスナイパー。ダートの経験しかなく、血統から芝適性を調べようとしたが、父のペキンリュウエン産駒は日本には(少なくとも中央出走経験馬には)見あたらないので断念した。わざわざ石崎に乗り代わっての登場なので存在が不気味である。一応連の相手として押さえておこう。
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買 い 目 |
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結 果 |
払戻金 単勝 2 190円 複勝 2 120円 / 4 230円 / 8 290円 枠連 2−4 1,220円 / 馬連 2−4 1,240円 ワイド 2−4 520円 / 2−8 640円 / 4−8 1,510円 |
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コ メ ン ト |
考えてみたら○外のメイショウドトウはここで勝たなければ秋天に出れないので、勝ちに来るのが当然だった。やはり本命はメイショウドトウにしたほうがよかったか。まあ、2着のサクラナミキオーが逃げ粘るとは予想してなかったので、結局外れす運命にあったが。かといって2倍を切っていたのでメイショウドトウの単勝を買う気もおきなかったし(そこまで期待できると思えなかったため)。 我が本命ダイワオーシュウは3角過ぎから下がってもうだめかと思ったが、直線で二の足を使って伸びてきた。しかし、4着止まり。さすがに掲示板は外さなかったが、連に絡んでくれなければ私の馬券は当たらない。 ステイゴールドは5着。もともと休み明けが良くない馬なのでこの辺が妥当なところなのか?マキバスナイパーは見事に大差のビリ。中央の芝じゃ通用しなかったか。「未知の魅力」を買って馬券対象としたのだから、外れたら外れたでしょうがないが。 ちなみに、ここの予想に書かなかった裏番組神戸新聞杯は本線的中。そっちを予想に書けばよかったかな(苦笑)。 |
9/17 |
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中山 | セントライト記念 (G II) | 芝2200m | |||||||||||||||
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4歳定量 | |||||||||||||||||
いよいよ始まったトライアル。今年から菊花賞の日程が早まったため、過去の傾向は必ずしもあてにはならないだろう。去年までならここで敗れても神戸新聞杯があったが、今年はここから菊に直行せざるを得ない。神戸新聞杯に出ることもできるのだが、それではローテーションがきついので、実質的にここがラストチャンスである。 というわけで賞金の足りなそうな実力馬を狙ってみる。一番人気トーホーシデンはブライアンズタイム産駒故に叩いてよくなるタイプの馬だろうし、すでに賞金が足りそうなのでここでは凡走の可能性もあるわけだし。 本命はアドマイヤボス。ご存じベガの息子でありアドマイヤベガの全弟である。ところが未だに1勝馬。2戦しかしていない。ここは最悪でも3着に入って菊花賞の出走権を確保しておきたいところだろう。メンバー中唯一の関西馬であり、ここは出走権を取りに来たと見た。この馬が軸である。 相手筆頭はトーホーシデンと同じぐらいの実力はありそうだが人気は3番人気のジョウテンブレーヴ。それから連続開催で良くない状態の芝に台風の影響で馬場状態が悪くなることが予想されるため、重馬場で実績のあるカサノバダンディ。そして、芝に転向してから勢いに乗る上がり馬チュウシングラも不良馬場で先行力を生かして粘れそうなので押さえておく。
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買 い 目 |
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結 果 |
払戻金 単勝 5 350円 複勝 5 130円 / 13 110円 / 3 160円 枠連 4−8 440円 / 馬連 5−13 540円 ワイド 5−13 230円 / 3−5 430円 / 3−13 280円 |
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コ メ ン ト |
なんかアドマイヤボスという狙い目は正解だったが、トウホウシデンが2着に突っ込んでくるとは・・・。見事に1着3着。西の方のローズS同じ休養明けの1番人気のブライアンズタイム産駒のシルクプリマドンナがこけてくれたのに。 アドマイヤボスは3戦目にして重賞制覇である。さすがにサンデーサイレンス産駒は本番はともかくトライアルでは強い。ちなみに私はアドマイヤボスは本番では距離が持たないだろうし、キャリア不足は否めないので切る予定だけど(だからこそここ勝って人気を集めておいて欲しかったという噂も)。 2着はトウホウシデンが休み明けで制した。ブライアンズタイムだけに重馬場は得意なほうなんだろう。3着はジョウテンブレーヴ。1〜3番人気で1〜3着を独占した堅いレースだった。 惜しかったのが兵庫県競馬のマッキーローレル。菊花賞出走まであと首差だった。
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