バックナンバー(4/30-5/14)
5/14 |
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東京 | 京王杯スプリングカップ (G II) | 芝1400m | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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5歳上別定 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
登録馬数が多く、前走除外による優先出走権のせいで有力馬が除外になるということが懸念されたが、結局全出走馬の半数がG1(海外G1含む)連対馬という好メンバー。グラスワンダーが前日発売終了時で単勝2.7倍と人気になっているが、所詮足慣らしのG2である。前走を見ているとわかるように所詮足慣らしとして出るのだから絶対的な信頼はおけない。昨年はここで勝ったが本番の安田記念は2着だったが。この馬の場合狙いはあくまでグランプリのようなので、安田記念も単なる足慣らしなのかもしれないが。 というわけで混戦が予想されるので、府中巧者ウメノファイバーでも狙ってみようと思ったのだが、蛯名ではなく佐藤哲に乗り変わりである。この馬が府中で強いのは馬の脚質的なものもあるが鞍上が府中巧者の蛯名であることもあるので、府中や中山ではあまりパッとしない関西騎手が鞍上では買えない。その蛯名騎手が乗るのがシンボリインディ。そしてそのシンボリインディの主戦横山典が乗るのがブラックホークである。素直に考えるとブラックホークが本命なのであるが、人気馬キングヘイローよりも単勝で人気になっているようだとリスクの割にリターンが少なすぎるような気がする。 そこで人気の盲点になっているシンボリインディを本命とする。NHKマイル制覇後休養して、休養明けはさっぱりだが休養明けや初ダートがG1だったという不利な条件もあったわけなので、そろそろここで本領発揮ということも考えられる。今回からブリンカー着用なので、その効果にも期待できる。叩き4戦目でそろそろ復活もあるころだろう。わざわざ蛯名が自分の乗り馬でもないのにウメノファイバーを捨てて乗るので、それだけ期待が持てる。 相手はグラスワンダー、キングヘイロー、ブラックホークといった有力どころに加え、1200mでの重賞の活躍が目立つが本来はマイル向きのディヴァインライト、モハメド殿下が送り込んできたディクタットあたり。さらに人気薄が軸なので、手広くタイキブライドル、シンコウエドワード、スティンガーあたりも押さえておく。
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買 い 目 |
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結 果 |
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コ メ ン ト |
シンボリインディはウメノファイバーにすら先着できず5着。蛯名は何故ウメノファイバーに乗らずにテン乗りでシンボリインディに乗ったのだろう。ウメノファイバーに蛯名が乗っていれば更に着順をあげて少なくとも連には絡んだと思うけど。ウメノファイバーはさすがは府中巧者。よく健闘したといえる。シンボリインディの主戦横山典が乗ったブラックホークは更に上の着順の2着にいるのだから、横山典は馬の選び方を間違わなかったといえる。 馬の選び方といえば岡部。一応乗り馬タイキブライドルは3着に持ってきたが、お手馬のスティンガーが見事なまでの追い込みで勝ってしまった。スティンガーの場合武豊というトップジョッキーが騎乗したというのも勝因の一つだが。今回は藤沢和厩舎の馬を巡る騎手の選択で明暗を分けたといえる。スティンガーにしてもシンボリインディにしても藤沢和厩舎だし。 グラスワンダーは付加賞金すらもらえない9着。マイナス20kgという絞れた馬体重だったが、それでもダメ。しかし、本番に強い馬なので宝塚であっさり勝つかもしれないところが怖い。終わってしまった馬だったら凱旋門賞なんか登録しない筈だし。むしろ、次は人気を落とすだろうから狙い目となるかも。 今週はここで予想した京王杯SCは外したが、他の重賞2つ(京都JS、新潟大賞典)は的中した。新潟大賞典@福島はタヤスメドウの単勝1点買いが当たっただけだったが。なんで予想を公開したレースに限って外れるのだろう。
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5/7 |
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東京 | NHKマイルカップ (G I) | 芝1600m | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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4歳定量 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
エイシンプレストン、シルヴァコクピットの戦線離脱やダイタクリーヴァの回避により本命不在の大混戦である。ダイタクリーヴァもこのレベルなら勝てるだろうから、確実にG1を勝ちたければここに出ればいいのにと思うのだが、やはり陣営はクラシックの重みには勝てなかったらしい。 ファビラスラフインが負けてしまうレースであるが、なんだかんだ言っても設立以来毎年1番人気か2番人気のどちらかが連に絡んでいる。しかし、今年はこれといった馬がいないような気がする。マチカネホクシン、イーグルカフェが人気を集めそうだが、押し出されての人気なだけに素直に信頼できるかといえばそうでもない。消す要素はないが、あくまで押さえにとどめておこう。人気になっているのは鞍上が武兄や岡部だから必要以上に人気になっているということもあるし。今年は穴狙いでいく。 本命はダイワカーソン。休養明けの前走NZTは殿のまま惨敗だが、叩けば良化するだろう。むしろ前走の惨敗で人気を落としてくれるだけに狙いやすい。脚質・実績共に府中向きである上に、鞍上が府中巧者蛯名である。上位人気馬と力量がそれほど差がないと思うので人気のない今回は買いである。 また、展開的にはテンが早く前からいく馬が多く、しかも最初の直線が長い東京1600mコースであるので、それなりに早くなるが人気馬は共に後ろからいく馬である。こういう時こそ好位でレースをして早めに抜け出せる馬ということでダイワカーソンに向いているともいえる。 相手は人気の2頭の他に、トーヨーデヘア、アグネスデジタル、ノボジャック、マイネルブライアン、スイートオーキッド、ミスターサウスポー、ネオポリスといった来てもおかしくない馬に手広く流しておく。
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買 い 目 |
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結 果 |
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コ メ ン ト |
結局1番人気か2番人気のどちらかは連に絡むという伝統は受け継がれてしまった。2番人気イーグルカフェの勝利である。末脚勝負の馬だけに府中は得意中の得意である。粘るトーヨーデヘアを最後の最後で鼻差で捉えた。 2着にはトーヨーデヘアが粘る。勝ったと思われたが、大外からイーグルカフェが凄い脚で突っ込んできたので鼻差で2着となってしまった。 末脚といえばマチカネホクシンだが、マチカネホクシンは3着を確保するのがやっと。 それにしてもせっかく荒れるのに期待して予想には書かなかったが「殺し馬券」としてイーグルカフェ−マチカネホクシンのワイドを押さえておいたのだが、結局当たったのはそれだけ。本命ダイワカーソンが直線失速して13着なんだから、どうしようもないわけだが。 それにしてもノボジャックがブービーに5馬身差をつけられてのビリ。2週連続ノボの馬がG1で馬群をちぎられてのビリだ。
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4/30 |
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京都 | 天皇賞・春 (G I) | 芝3200m | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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5歳上牡牝定量 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
世間では阪神大賞典の上位3頭が3強といわれているようである。しかし、実際のところテイエムオペラオーが抜けているように思われる。いわば「1強」である。阪神大賞典でそれなりに差をつけて勝っているし、3頭の中で最も成長力のありそうなのもテイエムオペラオーである。ナリタトップロード、ラスカルスズカの阪神大賞典上位組にステイゴールドを加えた「準3強」の2着争いになるのではないだろうか? というわけで、単勝人気がトップロードやラスカルに散ってくれることを考えると、テイエムオペラオーの単勝1点でいいのかもしれない。しかし、それだけでは面白くないので他の馬券でも勝負してみよう。 春の天皇賞は菊花賞馬が強い、ということを考えるとナリタトップロードは勝ち負けになるかもしれない。しかし、オペラオーに次ぐ人気になりそうだ。鞍上も相変わらず渡辺騎手である。若い渡辺騎手に独特の駆け引きが求められる長距離はどうか、という不安がある。もともと和田騎手と違って長距離が得意な騎手ではないし。3000mでは勝っているので大丈夫かもしれないが200m延びると集中力を欠くかもしれない。前走も仕掛けどころを間違えてラスカルスズカに負けているわけだし。ただし、切れる脚こそないが長くいい脚を使うタイプの馬なので直線の長い京都だとどうにかなるという気もする。渡辺騎手にとってもここで負けたら降ろされる背水の陣であり、そのような状態だった菊花賞はちゃんとものにしているというのが怖い。 ラスカルスズカは前走の阪神大賞典では2着。ナリタトップロードを下している。鞍上は春の天皇賞では強い「平成の盾男」武豊騎手というのが心強い。しかし、前走の勝因は2kgの斤量差があるということを忘れてはならない。また武豊騎手はかなり巧い乗り方をしたので、ここであれ以上の巧い乗り方を期待するのは難しいだろう。むしろトップロードの渡辺騎手のほうが背水の陣なので前回よりも好騎乗をする可能性が高い。菊花賞で下手に好走したため長距離ばかり使われているが母はスプリンターであり、もうちょっと短いほうが距離適正はあるだろう。しかも、サイレンススズカの弟でありなおかつアドマイヤベガと同騎手同厩舎ということでミーハーファンが多いため、G1では馬券が売れすぎる危険性が大である。 ステイゴールドは一昨年の2着馬であり、長距離に限ると安定した成績を収めている。主な勝ち鞍が阿寒湖特別(900万)というのが悲しいが、G1の2着は数知れず。前走大阪杯でレオリュウホウに負けているが、もともとこの馬はどうでもいいG2よりも勝負を賭けて仕上げてくるG1のほうが好走する馬である。昨年は惜しくも4着だったが、今年は昨年の3強に匹敵するメンバーがテイエムオペラオーぐらいしか見当たらないのでチャンスである。準3強の中で最も人気がないと思われるのが魅力である。 というわけで、準3強は各馬一長一短があるわけで、ヒモを決めるのが難しいが、こういう時は期待値を重視すると最も配当の付きそうなステイゴールドという結論に達する。 さらにワイドでステイゴールド−ホッカイルソーという3着までには来てもおかしくない馬同士の買い方も面白い。阪神大賞典みたいに上位3頭のワイドがすべて100円ということはないだろうが、3強といわれている馬を除いて買うと結構付くだろうし。
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買 い 目 |
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結 果 |
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コ メ ン ト |
予想通りのテイエムオペラオーの貫禄勝ち。馬の実力が違うのだろう。少なくとも長距離では。何故か「仕上がりの早い馬が勝つ」はずの皐月賞を勝っているが、成長力も大したものである。4歳のころより格段と強くなっている。 しかし、私の予想は単勝が当たったものの見事に元割れである。しかも実際買った馬券はもっと他の買い目も押さえておいたので被害金額が大きかったし。 2着に来たのはまたしてもラスカルスズカ。阪神大賞典と同じだ。終わって見てから思ったのだが、ラスカルスズカは重賞勝ちがなく、本賞金も安いので今後のG1出走のために最悪でも2着にくる必要があったのだろう。だから目一杯に仕上げて勝ちにきたのだろう。本当は勝ちたいところだが、1頭強い馬がいたので結局2着が精一杯だった。距離がもっと短いほうがいいだろうから、宝塚で狙おうと思っていたが、宝塚に出れないのならしょうがないから、そう言う意味では本賞金が加算されてよかったのかもしれない。 3着ナリタトップロード、4着ステイゴールドは展開に恵まれなかった。タマモイナズマとレオリュウホウが果敢にいったので早めのペースになったので、先行したトップロードとステイは不利な流れだった。 5着はホッカイルソー、6着にもG2ウィナーのレオリュウホウとほぼ実力通りの結果となった。ノボエイコーオーの大差のビリというのも実力通りだし。ノボエイコーオーのビリはテイエムオペラオーの1着よりも堅かったかもしれないが(笑)
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