2000年10月29日(日) 5回東京8日目 15:35発走
11R 第122回天皇賞(秋)
 4歳以上・オープン・G1(定量) (牡・牝)(指定) 芝 2000m 16頭立

 一番人気が苦戦するといわえる秋の天皇賞。昨年のスペシャルウィークように本来なら1番人気になる筈の馬がならずに勝ってしまい穴をあけることもあれば、95年のナリタブライアンのように、休養明けに弱い馬が怪我から明けて出てきて1番人気になり惨敗するなど、人気の方が間違っているような場合もあるが、東京2000mというコース形態にも問題があるだろう。

 競馬をスポーツとして考えた場合、東京芝2000mや東京ダート1600mといった問題のあるコースでG1が行われるのは良くないのかもしれないが、ギャンブルとして考えると、穴が開いてくれて面白い。東京競馬場は現在改装中。2002年には秋天の行われる芝2000mコースも改善されるかもしれないかもしれないので、今の内に穴を狙っておこう。

 当然のように1番人気になるのが、今年に入って負け無しのテイエムオペラオー。そして、このレースにはライバルのナリタトップロードも登場する。この2頭が東京競馬場で走った経験は昨年のダービー(トップロード2着,オペラオー3着)だけ。左回りで通用するかが問題である。また、ずっと長いところばかり使われており、2000mの距離もちょっと短いかもしれない。オペラオーは皐月賞馬なので距離実績はあるということになるが、あのときとはメンバーが違う。リスクがあるにもかかわらずリターンは少なそうだから消すことにする。来たらあきらめるということで。

 秋天は「G1級の実力はあるがG1勝ちの無い馬」が勝つことが多い。昨年のスペシャルウィークは例外だが、オフサイドトラップ、バブルガムフェロー、サクラチトセオー、ネーハイシーザーなど。そういう馬の筆頭が今年はステイゴールドである。現在秋天2着2年連続である。今年2着ならセキテイリュウオーを越えることになる。7歳だがまだまだ今年に入ってからも衰えていない。前走は5着に敗れたが、もともと休養明けは良くない馬。叩き2戦目の今回は狙い目。

 その他の馬では重賞連勝中のダイワテキサス、今年に入って大ブレークのメイショウドトウ、距離・コース適性が共にありそうなトゥナンテあたりが狙い目。


B枠馬 印 馬名 性齢 騎手 斤量 1 1 ユーセイトップラン 牡8 *ロバーツ 58  1 2 メイショウオウドウ 牡6 飯田祐史 58  2 3 ナリタトップロード 牡5 渡辺薫彦 58  B2 4 ○ ダイワテキサス   牡8 北村宏司 58  3 5 ロサード      牡5 松永幹夫 58  3 6 ジョーヤマト    牡8 須貝尚介 58  4 7 トーワラノビア   牝6 郷原洋司 56  B4 8 サクラナミキオー  牡6 *田中勝春 58  5 9 ◎ ステイゴールド   牡7 *武豊   58  5 10 × トゥナンテ     牡6 幸英明  58  6 11 $イーグルカフェ   牡4 *岡部幸雄 56  6 12 ロードブレーブ   牡6 *柴田善臣 58  7 13 テイエムオペラオー 牡5 和田竜二 58  7 14 ミッキーダンス   牡5 佐藤哲三 58  8 15 ▲ $メイショウドトウ  牡5 的場均  58  B8 16 ミヤギロドリゴ   牡7 *横山典弘 58 
結論
[馬連]
ボックス[ 4, 9,14,15] 
      ・・各500pts x 6点 = 3000pts 


レース後のコメント
 雨の東京競馬場。馬場状態は「重」。重馬場巧者テイエムオペラオーが貫禄勝ちを修めた。2着も重馬場のオールカマーを制したメイショウドトウ。馬場が重くなると荒れるのが普通だが、今回の場合は重馬場が得意な馬に限って人気になっていて能力の絶対値も高かったので、雨のおかげで余計に堅くなってしまった。重馬場が得意な馬を2頭あげるとこの2頭になってしまうのだから。冷静に考えれば馬場が重くなったらこの組み合わせで決まる確率は高くなる。

 テイエムオペラオーは1番人気馬として久々に秋天を勝った。それ以上に驚きなのが、鞍上の和田竜二はこれが東京競馬場での初勝利である。初勝利がG1というのは非常に驚きだ。馬場状態も味方したこともあって、府中未勝利ジョッキーが「秋天1番人気は勝てない」というジンクスを見事に破った。

 我が勝負馬券は見事に2着3着。惜しかったが1頭強いのがいたので仕方がない。オペラオーはこれで今年に入って負け無しだし、現役最強と呼んで間違いはないだろう。

 ところで我が本命ステイゴールドは競馬ブックの武豊騎手のコメントによると2角での不利がすべてだったそうだ。しかも加害馬がテイエムオペラオーときてる。だが、審議にすらならなかった。武騎手にとっては彼の騎手人生最大の汚点であるメジロマックイーン降着を思い出させるようで、悔しかっただろう。降着はおろか審議すらないのだから。降着になっていれば私の予想も的中した筈なのに・・・。

外れ



2000年10月29日(日) 5回東京8日 天候 馬場状態
11R第122回天皇賞(秋)
4歳以上・オープン・G1(定量)(牡・牝)(指定) 芝2000m 16頭立

馬名性齢騎手斤量タイム着差コーナー順3F体重厩舎賞金
713 テイエムオペラオー牡5和田竜二 58 1.59.95-6-535.3 1472(栗)岩元市三13200
815$メイショウドトウ 牡5的場均  58 2.00.321/22-3-335.9 2508(栗)安田伊佐5300
510 トゥナンテ    牡6幸英明  58 2.00.43/42-3-336.0 5516(栗)松元省一3300
611$イーグルカフェ  牡4岡部幸雄 56 2.00.5クビ5-8-735.6 6466(美)小島太 2000
23 ナリタトップロード牡5渡辺薫彦 58 2.00.511-10-1035.4 3480(栗)沖芳夫 1320
11 ユーセイトップラン牡8ロバーツ 58 2.00.813/414-14-1035.713476(栗)音無秀孝
59 ステイゴールド  牡7武豊   58 2.00.811-10-1035.8 4430(栗)池江泰郎
35 ロサード     牡5松永幹夫 58 2.00.8ハナ14-14-1535.4 8420(栗)橋口弘次
24 ダイワテキサス  牡8北村宏司 58 2.00.89-10-1035.7 7480(美)増沢末夫
1012 メイショウオウドウ牡6飯田祐史 58 2.01.05-8-736.1 9454(栗)飯田明弘
1136 ジョーヤマト   牡8須貝尚介 58 2.01.516-16-1536.015466(栗)須貝彦三
1248 サクラナミキオー 牡6田中勝春 58 2.01.811-13-1036.711492(美)小島太 
13714 ミッキーダンス  牡5佐藤哲三 58 2.02.011/45-3-537.410490(栗)服部利之
1447 トーワラノビア  牝6郷原洋司 56 2.02.89-6-738.014464(栗)佐山優 
15612 ロードブレーブ  牡6柴田善臣 58 2.03.81-1-240.212476(栗)山内研二
16816 ミヤギロドリゴ  牡7横山典弘 58 2.04.011/22-2-140.416532(美)高市圭二

LAP 13.5-11.6-11.7-11.4-11.5-11.9-12.0-12.9-11.4-12.0
通過 36.8-48.2-59.7-71.6  上り 71.7-60.2-48.3-36.3  平均 1F:11.99 / 3F:35.97
単勝  13 ¥240  複勝  13 ¥130 / 15 ¥150 / 10 ¥280
枠連  7-8 ¥490 (1)  馬連  13-15 ¥490 (1)
ワイド  13-15 ¥260 (1) / 10-13 ¥740 (7) / 10-15 ¥820 (8)

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