2000年11月26日(日) 6回東京8日目 15:20発走
10R 第20回ジャパンカップ
 4歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 2400m

 日本一難解なG1レースといわれているジャパンカップ。今年から中山グランドジャンプが国際化していきなりヨーロッパの人気薄の馬が連に絡んだりしているから中山GJのほうが難解かもしれないが、平地のG1に限れば最も難解なG1はこのジャパンカップであろう。

 さて、このジャパンカップ、毎年のように「過去のデータから推測すると来ないことになっている馬」が連に絡むレースである。だから難解なのだ。ジャパンカップは「その年の菊花賞に出走した4歳馬は来ない」という法則があるが、今年はこれが覆されると思う。何故なら、昨年までは菊花賞から中2週の過酷なローテーションだったのに対し、今年は中4週のローテーションだったからだ。この時期になると4歳馬も古馬とさほど変わらないぐらいに成長してきていて、斤量が有利な分、古馬相手に健闘してしまうことがよくある。

 それでは、本命はというとアグネスフライトである。エアシャカールのほうが前走を見ている限りでは明らかに上なのであるが、エアシャカールは右にもたれるクセがある馬である。菊花賞は右回りだったので、武豊がこれ以上ササりようのない内埒沿い一杯を走らせて、どうにかまともに走ることができた。しかし、東京競馬場は左回り。外のほうによれてしまう。エアシャカールには不利な条件である。それに引き替えアグネスフライトは調教不足が不安視された菊花賞の負けに目をつぶれば十分狙う価値はある。東京2400mはエアシャカールにさんざん邪魔をされながらも自力でダービーを制した舞台。今度はアグネスが勝つ番だ。

 対抗馬は層が薄いといわれる今年の外国馬で唯一期待がもてるファンタスティックライト。日本に来ると必ずといっていいほど活躍するゴドルフィンの馬である。しかも鞍上はデットーリ。デットーリは安田記念でディクタット(2着)に騎乗予定だったが、直前の飛行機事故で来日できなかった。フェアリーキングプローンが勝つようなレースだから、デットーリが乗っていれば勝てたかもしれない。悔しいだろうから今回は燃えているだろう。

 この2頭が狙い目だが、押さえとして中長距離では日本現役最強馬のテイエムオペラオーを加えておく。和田騎手東京競馬場3勝目がなるか?


B枠馬 印 馬名 性齢 騎手 斤量 1 1 $エラアシーナ    牝5 ペリエ  55  1 2 $ゴールデンスネイク 牡5 エデリー 57  2 3 $マチカネキンノホシ 牡5 岡部幸雄 57  B2 4 ダイワテキサス   牡8 *蛯名正義 57  3 5 $レーヴドスカー   牝4 モッセ  53  B3 6 $フルーツオブラヴ  牡6 ロバーツ 57  4 7 $ティンボロア    牡5 フローレ 57  4 8 ▲ テイエムオペラオー 牡5 和田竜二 57  5 9 エアシャカール   牡4 武豊   55  5 10 ○ $ファンタスティック 牡5 デットー 57  6 11 シルクプリマドンナ 牝4 藤田伸二 53  6 12 $ジョンズコール   セ10 サミン  57  7 13 $メイショウドトウ  牡5 *安田康彦 57  7 14 ◎ アグネスフライト  牡4 河内洋  55  8 15 $イーグルカフェ   牡4 *田中勝春 55  8 16 ステイゴールド   牡7 *後藤浩輝 57
結論
[馬連]
ボックス[ 8,10,14]
      ・・・ 各 1000pts x 3点 = 3000pts  

レース後のコメント
 ゴールの瞬間「取った」と思ったのだが。体勢はメイショウドトウよりもファンタスティックライトのほうが前にいたし。それでも首の上げ下げの関係か、2着はメイショウドトウだそうな。この日は来賓席で見ていたが、着順が発表された瞬間ぶっ倒れそうになった。

 勝ったのはまたまたテイエムオペラオー。G1を4連勝である。しかも今年に入って負け無し。何でこんな凄い馬が、昨年のステイヤーズSでペインテドブラックに負けたんだろうか?

 2着はホントに僅差のメイショウドトウ。この馬も今年はオペラオーさえいなければかなりの成績の筈である。ある意味凄い馬だ。

 惜しくも3着がファンタスティックライト。体勢では勝っていたのだが。結果としてオペラオーの圧勝ではなく、3頭のデッドヒートがあったので見応えのあるレースだった。

 日本の4歳馬は後ろから4番目までを独占。我が本命アグネスフライトはその中では最先着を果たしたのだが…。今年の4歳は中長距離に限って言えばレベルが低いのかな。

 レースはあのステイゴールドが逃げるほどのスローペース。ステイゴールドといえばハイペースになって前が崩れた時にいつの間にか上がって来ている馬という印象が強いが今回は自らがペースメーカー。こんなスローペースならダイワカーリアンあたりの逃げ馬がいたら勝てたのではないだろうか。



2000年11月26日(日) 6回東京8日 天候 馬場状態
10R第20回ジャパンカップ
4歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 芝2400m 16頭立

馬名性齢騎手斤量タイム着差コーナー順3F体重厩舎賞金
48 テイエムオペラオー牡5和田竜二 57 2.26.16-5-7-735.2 1476(栗)岩元市三25000
713$メイショウドトウ 牡5安田康彦 57 2.26.1クビ3-3-3-335.4 5504(栗)安田伊佐10000
510$ファンタスティック牡5デットー 57 2.26.1ハナ9-9-9-1035.0 2472(招)ビン・ス6300
11$エラアシーナ   牝5ペリエ  55 2.26.413/46-8-9-835.4 7482(招)ジャービ3800
24 ダイワテキサス  牡8蛯名正義 57 2.26.611/25-5-4-435.815480(美)増沢末夫2500
23$マチカネキンノホシ牡5岡部幸雄 57 2.26.63-3-4-435.8 8530(美)藤沢和雄
35$レーヴドスカー  牝4モッセ  53 2.26.6ハナ15-16-14-1235.4 9440(招)ボラック
816 ステイゴールド  牡7後藤浩輝 57 2.26.61-1-1-136.113430(栗)池江泰郎
612$ジョンズコール  セ10サミン  57 2.26.913/42-2-2-236.3 6512(招)ヴォス 
1012$ゴールデンスネイク牡5エデリー 57 2.27.412-12-14-1436.210460(招)ダンロッ
1147$ティンボロア   牡5フローレ 57 2.27.51/213-14-12-1436.214500(招)フランケ
1236$フルーツオブラヴ 牡6ロバーツ 57 2.27.63/49-9-9-1036.512496(招)ジョンス
13714 アグネスフライト 牡4河内洋  55 2.27.615-13-14-1236.5 4456(栗)長浜博之
1459 エアシャカール  牡4武豊   55 2.28.231/213-14-7-837.2 3480(栗)森秀行 
15815$イーグルカフェ  牡4田中勝春 55 2.28.411/26-5-4-437.611472(美)小島太 
16611 シルクプリマドンナ牝4藤田伸二 53 2.29.39-9-12-1438.016426(栗)山内研二

LAP 13.1-12.0-12.9-12.5-12.5-12.4-12.1-11.6-11.4-11.9-11.7-12.0
通過 38.0-50.5-63.0-75.4  上り 70.7-58.6-47.0-35.6  平均 1F:12.18 / 3F:36.53
単勝  8 ¥150  複勝  8 ¥110 / 13 ¥240 / 10 ¥210
枠連  4-7 ¥470 (2)  馬連  08-13 ¥810 (2)
ワイド  08-13 ¥410 (2) / 08-10 ¥390 (1) / 10-13 ¥1100 (11)

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