2000年11月19日(日) 5回京都6日目 15:40発走
11R 第17回マイルチャンピオンシップ
 4歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝・外 1600m

 今年の短距離路線は混戦模様。安田記念は□外の2頭で決まってしまったし、スプリンターズSに至っては20万馬券が出た。

 しかし、マイルCSは創設以来必ず1番人気馬が連に絡むレースである。ただし例外は、1番人気の馬の騎手が武豊の時(95年ビコーペガサス、97年スピードワールド)。武豊騎乗で押し出されて1番人気になった馬を除くとパーフェクト連対である。今年は武豊の騎乗は無い。

 では、素直に1番人気の馬を軸にすればよい。しかし、今年は大混戦の模様。前売りの時点で全ての馬の単勝が5倍を越えている。

 その1番人気がブラックホーク(前売り単勝5.1倍)、2番人気がシンボリインディ(前売り単勝5.8倍)である。これは当日の馬券売り上げによっては入れ替わる可能性がある。

 しかし、入れ替わろうがなかろうがブラックホークを軸にしたほうがいいだろう。安田記念は2走して2回とも惨敗だが、東京競馬場のレースで距離適性を判断するには実際の距離にプラス200mして考えたほうがいいという鉄則がある。特に芝1600mはスタートから最初のコーナーまでが長く、息をいれる間のないペースになりマイルとはいえスタミナを要するレースである。ブラックホークはもともとがマイル向きといわれている馬であり、7歳になってずぶくなったと言われているだけに、マイルのほうがスプリントよりも合ってると思う。これが東京マイルなら買えないが、マイル巧者が勝つと言われる京都マイルなので、本命とする。鞍上横山典がこのレースが得意(95年トロットサンダー、97年タイキシャトル)というのも見逃せない。

 一方、シンボリインディはどうだろう。鞍上はペリエ。武豊の時と同様ペリエ人気で人気をかぶっているような気がする。もちろん押さえにはするが、当日1番人気になったとしても、騎手人気で押し出されたようなものなので、やはり絶対的な軸としては信頼おけない。ただ、ここに来て復活してきたので、怖い存在ではある。

 もう1頭の人気馬ダイタクリーヴァであるが、この馬は4歳馬。今年の4歳はレベルが低いらしいが、それは中長距離の話であり、短距離では必ずしもそうとは言えない。ダービーに出ずにNHKマイルCに出ていれば勝っただろうといわれている馬であり、侮れない。この馬とブラックホークの連を本線とする。

 本命サイドに偏った予想となったが、元来堅いG1として有名なレースなのでしかたがないだろう。今年は人気が割れていて、どんな組み合わせでも4桁以上つくので、上記にあげた馬以外にも手広く狙ってみる。


B枠馬 印 馬名 性齢 騎手 斤量 1 1 ヤマカツスズラン  牝4 池添謙一 53  1 2 △ $エイシンプレストン 牡4 福永祐一 55  2 3 $ダイワカーリアン  牡8 田面木博 57  2 4 △ ダイタクヤマト   牡7 江田照男 57  3 5 △ マイネルマックス  牡7 佐藤哲三 57  3 6 $ビーチフラッグ   牝4 四位洋文 53  4 7 メイショウオウドウ 牡6 飯田祐史 57  4 8 △ キングヘイロー   牡6 柴田善臣 57  B5 9 ビッグサンデー   牡7 宝来城多 57  5 10 アンブラスモア   牡7 須貝尚介 57  6 11 ○ ダイタクリーヴァ  牡4 高橋亮  55  6 12 △ $エイシンルバーン  牡5 秋山真一 57  7 13 $アグネスデジタル  牡4 的場均  55  7 14 △ ジョービッグバン  牡6 山田和広 57  7 15 ▲ $シンボリインディ  牡5 *ペリエ  57  8 16 $ミッドナイトベット 牡7 河内洋  57  8 17 $スギノハヤカゼ   牡8 芹沢純一 57  8 18 ◎ $ブラックホーク   牡7 横山典弘 57 
結論
[馬連]
11-18 ・・・ 1000pts
15-18 ・・・ 800pts
18-[ 2, 4, 5, 8,12,14] ・・・ 200 x 6 = 1200pts

レース後のコメント

 ダイタクリーヴァに騎乗予定の高橋亮騎手が9Rで落馬負傷。そして代役として告げられたのが、あの安藤克己。1番人気だからとブラックホークから流して馬券を買っていたのだが、これで、ダイタクリーヴァの方が急遽1番人気に。そして、アンカツの好騎乗もあってかリーヴァは2着で、1番人気は(武豊が乗らなきゃ)連対という法則は守られた・・・。馬券を買ってしまってから人気順が変わったりしないでくれ(笑)

 さててっきりダイタクリーヴァが勝ったと思ったら、大外からアグネスデジタルがもの凄い脚で突っ込んでくる。一瞬「ここは(内馬場の芝の状態が異常に悪いこの時期の)福島かいな」と思ってしまった。ダート馬だと思っていたら、芝でも大仕事をやってのけたのである。来年のフェブラリーS期待の1頭だとは思っていたが、ここで勝ってしまうとは。

 3着にも伏兵メイショウオウドウが突っ込んできてワイドもえらいことになってるし。

 これで今年の最優秀短距離馬は混戦模様。いったいどの馬になるのだろう。「該当馬無し」の可能性も無きにしもあらず。


2000年11月19日(日) 5回京都6日 天候 馬場状態
11R第17回マイルチャンピオンシップ
4歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 芝・外1600m 18頭立

馬名性齢騎手斤量タイム着差コーナー順3F体重厩舎賞金
713$アグネスデジタル 牡4的場均  55 1.32.615-1534.313444(栗)白井寿昭9400
611 ダイタクリーヴァ 牡4安藤勝己 55 1.32.71/214-1034.6 1494(栗)橋口弘次3800
47 メイショウオウドウ牡6飯田祐史 57 1.32.83/417-1634.312462(栗)飯田明弘2400
24 ダイタクヤマト  牡7江田照男 57 1.33.011/25-535.5 6488(栗)石坂正 1400
12$エイシンプレストン牡4福永祐一 55 1.33.23/49-635.6 4466(栗)北橋修二940
35 マイネルマックス 牡7佐藤哲三 57 1.33.2ハナ16-1434.911512(栗)中村均 
48 キングヘイロー  牡6柴田善臣 57 1.33.2ハナ5-635.6 5494(栗)坂口正大
818$ブラックホーク  牡7横山典弘 57 1.33.2ハナ7-835.5 2532(美)国枝栄 
612$エイシンルバーン 牡5秋山真一 57 1.33.79-1035.810534(栗)坂口正則
1023$ダイワカーリアン 牡8田面木博 57 1.33.83/42-236.9 7508(美)二ノ宮敬
11715$シンボリインディ 牡5ペリエ  57 1.34.113/411-1036.2 3458(美)藤沢和雄
12510 アンブラスモア  牡7須貝尚介 57 1.34.21/23-337.014482(栗)須貝彦三
1336$ビーチフラッグ  牝4四位洋文 53 1.34.218-1835.218446(栗)加用正 
1411 ヤマカツスズラン 牝4池添謙一 53 1.34.411/41-137.5 8496(栗)池添兼雄
15714 ジョービッグバン 牡6山田和広 57 1.34.47-936.7 9464(栗)坪正直 
1659 ビッグサンデー  牡7宝来城多 57 1.34.713/43-437.417472(栗)中尾正 
17816$ミッドナイトベット牡7河内洋  57 1.36.013-1637.715434(栗)長浜博之
18817$スギノハヤカゼ  牡8芹沢純一 57 1.36.11/211-1338.216484(栗)鹿戸幸治

LAP 12.1-10.6-11.3-11.3-11.6-11.8-12.2-11.7
通過 34.0-45.3-56.9-68.7  上り 69.9-58.6-47.3-35.7  平均 1F:11.57 / 3F:34.72
単勝  13 ¥5570  複勝  13 ¥1140 / 11 ¥220 / 7 ¥1120
枠連  6-7 ¥950 (3)  馬連  11-13 ¥18050 (52)
ワイド  11-13 ¥3880 (48) / 07-13 ¥19040 (106) / 07-11 ¥4180 (53)

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