2001年11月25日(日) 5回東京8日目 15:20発走
10R 第21回ジャパンカップ
 3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 2400m

 池江厩舎が2頭出しである。1頭は2週間前にエリ女を制したトゥザヴィクトリー、もう1頭は次走の香港カップで引退予定のベテラン・ステイゴールドである。何故、トゥザヴィクトリーは強行出陣してきたのだろう?それは、ステイゴールドを勝たせるためのペースメーカーにするためではなさそうか?トゥザヴィクトリーはJCダートにも登録しており、厩舎内で調整してトゥザをダートにまわすこともできた筈であるが、あえてJCターフに2頭出し。トゥザの前走は意表をついた後方からの競馬で差しきり勝ちであったが、今回はいつもどおり逃げるだろう。ドバイWC2着馬だけに海外でも知名度があり、この馬が逃げれば他の馬(外国馬)もついていこうとするためペースは速くなる。そして好位か中団につけたステイゴールドが直線で交わす。そういうシナリオだろう。昨年はステイゴールドが意表を突いた逃げを披露したが、今年は逃げるのはトゥザヴィクトリーのほうだろう。これだけの馬なのだから日本のGIの1つ位は勝たせたいだろうから、すでにGIを勝ってる馬をペースメーカーにしてでもここで勝負してくると見た。

 外国勢ではこれといった馬がいないように見えるが、一昨年の2着馬インディジェナスが人気がない。香港の馬(特にアラン厩舎の馬)が日本に遠征してくる時は勝負がかりの時が多く、人気薄での好走も多い。この馬自身も一昨年は人気薄で突っ込んできたので、今年も警戒が必要だ。人気になっていないようだから、この馬でも勝負することにする。

 馬券の買い方は今回は変則的にいく。まずステイゴールドは単勝勝負。おそらく陣営は勝たせにくるだろうから2着や3着という中途半端な着順はなく、1着か着外かどちらかだと思う。それにいつも2,3着が多いだけに、複勝と連だけが売れる傾向にあるので、その裏をついて単勝で勝負する。

 そしてインディジェナスのほうは、馬連で流す。まず連に絡みそうにないダイワテキサスとアメリカンボス以外すべての馬に流す。3着だと悔しいので複勝も押さえておく。

B馬名性齢騎手斤量
1 1 $メイショウドトウ  牡5 安田康彦 57
2 2 $アメリカンボス   牡6 *江田照男 57
2 3 $キャグニー     牡4 スミス  57
3 4 テイエムオペラオー 牡5 和田竜二 57
3 5 トゥザヴィクトリー 牝5 *四位洋文 55
4 6 ジャングルポケット 牡3 *ペリエ  55
4 7 $ゴーラン      牡3 ムルタ  55
B5 8 ステイゴールド   牡7 武豊   57
5 9 $ホワイトハート   セ6 スティー 57
610 ナリタトップロード 牡5 渡辺薫彦 57
611 $インディジェナス  セ8 *マーウィ 57
712 $ティンボロア    牡5 *ベイリー 57
B713 $ウイズアンティシペ セ6 蛯名正義 57
814 $パオリニ      牡4 スボリク 57
B815 ダイワテキサス   牡8 柴田善臣 57
結論
[単勝]
8     ・・・2000pts
[複勝]
11     ・・・ 800pts
[馬連]
11-[ 1, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9,10,12,13,14]
              ・・・ 100pts x 12点

レース後のコメント
 トゥザヴィクトリーは後方からの競馬だったが、2コーナー過ぎで強引に上がっていき先頭にたって逃げる。これでいきなりハイペースに。同厩舎のステイゴールドの鞍上の武豊騎手には池江師から「トゥザヴィクトリを途中から先頭に上げるるけどこれは先行馬を惑わす作戦だから、気にしないで乗ってくれ」と説明があったに違いない。武豊はレース後のコメントで「ずっとスローペースでいてくれれば」と言っていたが、本当は途中からハイペースにしたのは池江厩舎の作戦だったのではないのだろうか?おかげで先行馬はのきなみ惨敗。

 勝ったのはジャングルポケット。最後の最後でテイエムオペラオーを交わしての勝利だ。やはり府中では強かった。来年の秋天で狙いだと思ったら、来年は府中は工事のため中山(もしくは新潟?)開催なのが残念。そもそも来年は府中が工事なので府中で使える間に出しておこうということで陣営がここに出走させることを決めたらしいし。ダービー馬が3歳でJCを勝つのは史上初の快挙。一気に年度代表馬候補に躍り出た。

 2着テイエムオペラオーは強い競馬はしているのだが、最後に差される。ここ数戦そんなレースばかりだ。もともと突き放して勝つタイプでもなく、差のない勝ち方で勝つので、強い馬が出てくると交わされることも多いのか。それでも2着に粘っているところがこの馬の凄いところだが。

 3着はナリタトップロード。完全とは言えないが復活だ。昨年のステイヤーズSよりも着順は上だし。しかし、この馬もオペラオーにはなかなか先着できないね。

 ステイゴールドは4着。勝ちに行くだろうから1着か4着以下かどっちかだと思ったが結局4着だった。結局日本のGIはゼロ勝。掲示板は外さないのだが・・・。

 インディジェナスは7着。前に馬をおいて折り合いを付けていたのだが、トゥザが上がっていった時に前の馬がつられて上がっていき、前に馬がいなくなってしまったことが痛い。

外れ



2001年11月25日(日) 5回東京8日 天候 馬場状態
10R第21回ジャパンカップ
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 芝2400m 15頭立

馬名性齢騎手斤量タイム着差コーナー順3F体重厩舎賞金
46 ジャングルポケット牡3ペリエ  55 2.23.810-9-11-1034.9 2470(栗)渡辺栄 25000
34 テイエムオペラオー牡5和田竜二 57 2.23.8クビ6-4-6-635.1 1480(栗)岩元市三10000
610 ナリタトップロード牡5渡辺薫彦 57 2.24.431/212-12-13-1435.3 5490(栗)沖芳夫 6300
58 ステイゴールド  牡7武豊   57 2.24.5クビ7-6-8-635.8 4428(栗)池江泰郎3800
11$メイショウドトウ 牡5安田康彦 57 2.24.63/47-11-9-935.8 3508(栗)安田伊佐2500
47$ゴーラン     牡3ムルタ  55 2.24.6ハナ7-8-9-1035.7 8482(招)スタウト
611$インディジェナス セ8マーウィ 57 2.24.71/24-3-3-436.413470(招)アラン 
59$ホワイトハート  セ6スティー 57 2.24.911/412-12-15-1036.012498(招)ドライス
713$ウイズアンティシペセ6蛯名正義 57 2.25.42-2-4-237.2 7500(招)シェパー
1022$アメリカンボス  牡6江田照男 57 2.25.65-6-6-636.914480(美)田子冬樹
11815 ダイワテキサス  牡8柴田善臣 57 2.25.93-4-5-537.415474(美)増沢末夫
1223$キャグニー    牡4スミス  57 2.26.321/215-15-13-1037.4 9524(招)マンデラ
13814$パオリニ     牡4スボリク 57 2.26.3ハナ14-12-12-1437.2 6510(招)ヴェーラ
1435 トゥザヴィクトリー牝5四位洋文 55 2.30.5大差11-9-1-142.411490(栗)池江泰郎
15712$ティンボロア   牡5ベイリー 57 2.30.921/21-1-2-242.710500(招)フランケ

LAP 12.9-11.0-12.4-12.7-12.6-11.5-11.2-11.6-12.2-12.5-11.2-12.0
通過 36.3-49.0-61.6-73.1  上り 70.7-59.5-47.9-35.7  平均 1F:11.98 / 3F:35.95
単勝  6 ¥420  複勝  6 ¥160 / 4 ¥130 / 10 ¥340
枠連  3-4 ¥580 (2)  馬連  04-06 ¥710 (2)
ワイド  04-06 ¥340 (2) / 06-10 ¥1190 (10) / 04-10 ¥790 (5)

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