今回のメンバーには前走渡辺騎手が乗っていた馬が３頭いる。そのうち渡辺騎手が今回も手綱を取ることになったのがオースミエルストであり、残りの２頭はワンダージョリーに角田騎手、ロングユウシャに熊沢騎手が騎乗する。もし渡辺騎手が一流騎手なら迷わずオースミエルストを買いだろうが残念ながら渡辺騎手は一流騎手ではない。むしろ格上騎手への乗り替わりである。

　ローカル開催で小倉は騎手の層が薄くレベルの高い騎手があまりいないが、この日は河内騎手が札幌遠征であり、小倉で勝ちまくっていた地方競馬所属騎手（安藤勝、小牧太）も出場していない。前述の熊沢、角田とアリストダッシャーに騎乗する福永騎手ぐらいしかレベルの高い騎手がいない。このうち角田騎手騎乗のワンダージョリーは連闘明けでローテーション的に厳しいので結局残りの２頭が狙いということになる。

　今の小倉の芝コースの馬場は内側が荒れているので外側をまわったほうが有利である。特に直線では明らかに外側が有利である。１２００ｍのレースでは向正面スタートでカーブを１回だけ回って直線なのでばらけることも少なく、内外の枠順の影響が特に大きい。当然外枠有利である。幸運にも外側の枠を引いたアリストダッシャーとロングユウシャでほぼ決定したようなものである。