2001年11月18日(日) 5回京都6日目 15:40発走
11R 第18回マイルチャンピオンシップ
 3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝・外 1600m

 1番人気馬が必ず連対する堅いGIである。今年は昨年の2着馬ダイタクリーヴァが1番人気である。ダイタクリーヴァといえば昨年は当初は2番人気だったがレース当日にアンカツに乗り替わったせいでレース直前に配当が下がり始め、結果的に1番人気となった馬だ。それでも2着にやってくる。アンカツへの乗り替わりが発表された時点で私は既に(乗り替わり前の1番人気である)ブラックホークを軸にした馬券を買っていたので結局「1番人気は来る」を信じて買ったにもかかわらず外れてしまったのだが…。武豊が乗っている馬が1番人気の時を除くと、レース創設以来1番人気馬の連対率は100%である。(連に絡んでいない1番人気馬は95年ビコーペガサスと97年スピードワールドでいずれも武豊が鞍上。)

 ダイタクリーヴァはその後も京都金杯を制しており、京都のマイル重賞のスペシャリストである。シンザン記念も勝っているし。怪我がなければ安田記念も勝っていたかもしれぬ実力馬であり、さらにコース適性も抜群なので素直に軸にする。

 相手筆頭は月曜の時点では実はこの距離が合っていそうなダンツフレームだったのだが、最内枠を引いてしまった模様。鞍上がこのレースと相性の悪い武豊ということもあり無印とする。

 何故最内枠がいけないのかというと、今の京都の馬場状態は内側が荒れていて、直線で外に持ち出した馬が有利だからである。そこで、外枠の差し馬トロットスターを対抗とする。ダイタクリーヴァとの組み合わせで10倍を越える配当はおいしいと言っていいだろう。もう1頭、外枠のマイラーズカップ勝ち馬ジョウテンブレーヴが▲。

 中心となるのは外のほうの枠となった上記の3頭だが、さらに勝たれてもしょうがないエイシンプレストンも押さえる。あくまで押さえである。それからこのレースは昨年のダイタクリーヴァや95年のメイショウテゾロが2着に来ているようにその年のシンザン記念の勝ち馬が相性がよいようである。シンザン記念勝利後長い距離ばかり使われてきて結果を出せていないが、ここで秘められたマイラーの適性が炸裂しそうなダービーレグノも押さえておく。とりあえずクラシック戦線を使ってみたが実はマイラーだったということもよくある話なので穴を開けるとすれば、こういうマイル重賞勝利後それより長い距離ばかり使われてきて結果が出なかった馬であろうし。

 それから文中で「外枠有利」と書いたが、過去10年で1枠、2枠の馬は1度も連対していないので注意したほうがいいだろう。今年も前述のビハインドザマスクやダンツフレームなど狙ってみたいような馬はいるが。

B馬名性齢騎手斤量
1 1 ダンツフレーム   牡3 武豊   56
1 2 メイショウオウドウ 牡6 飯田祐史 57
2 3 ビハインドザマスク 牝5 松永幹夫 55
2 4 $イーグルカフェ   牡4 田中勝春 57
3 5 ダービーレグノ   牡3 幸英明  56
3 6 コンタクト     牡5 *和田竜二 57
4 7 ロサード      牡5 *吉田稔  57
4 8 $タイキトレジャー  牡5 *横山典弘 57
5 9 $エイシンプレストン 牡4 福永祐一 57
510 *ゴッドオブチャンス 牡3 *後藤浩輝 56
611 $ゴールドティアラ  牝5 *池添謙一 55
612 クリスザブレイヴ  牡7 吉田豊  57
713 ダイタクリーヴァ  牡4 河内洋  57
714 $ゼンノエルシド   牡4 *ペリエ  57
715 リキアイタイカン  牡3 武幸四郎 56
816 ムーンライトタンゴ 牝3 四位洋文 54
817 トロットスター   牡5 蛯名正義 57
818 ジョウテンブレーヴ 牡4 *藤田伸二 57
結論
[馬連]
13-17    ・・・2000pts  
13-18    ・・・1000pts  
9-13    ・・・1000pts  
5-13    ・・・ 500pts  

レース後のコメント
 クリスザブレイヴが作る緩やかなペース。ゼンノエルシドは前に1頭置いて番手につける。クリスがバテたところで先頭に立ちそのまま押し切る。展開の利もあったが、見事な勝利だ!京成杯の圧勝は斤量だけではないということを証明した。ついにGIを制し男を見せた。デビュー戦では男性自身を見せたが。GIウイナーとなり種牡馬入りもできるので、引退後は念願の種付けができることが約束された(爆)

 2着はエイシンプレストン。1着の馬との差は実力の差ではなく位置取りの差。勝利こそ逃したが2着に粘り藤沢和雄厩舎のワンツーを阻止した。人気薄の藤沢厩舎タイキトレジャーは3着と健闘。好位に付けて展開の利もあったが、マイルでの藤沢厩舎は層が厚い。4着はエイシンプレストンと同じ北橋厩舎のビハインドザマスク。この馬も末脚勝負の馬だけにスローな展開に泣かされた。特定の厩舎ばかり上位を占める結果となった。

 我が本命ダイタクリーヴァは出遅れて9着。出遅れ癖さえ直せば実力はあると思うのだが。かといってもっと派手に出遅れたイーグルカフェにクビ差しか先着できないのはなんとも…。

 それから勝利騎手インタビューでペリエ騎手が「おおきに」ではなく「ありがとうございます」と日本語で言っていたのが印象的だった。藤沢師が「『おおきに』は正しい日本語ではない。」と教え込んだのだろうか?

外れ



2001年11月18日(日) 5回京都6日 天候 馬場状態
11R第18回マイルチャンピオンシップ
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 芝・外1600m 18頭立

馬名性齢騎手斤量タイム着差コーナー順3F体重厩舎賞金
714$ゼンノエルシド  牡4ペリエ  57 1.33.22-234.2 4486(美)藤沢和雄9400
59$エイシンプレストン牡4福永祐一 57 1.33.33/48-933.7 2476(栗)北橋修二3800
48$タイキトレジャー 牡5横山典弘 57 1.33.53/44-434.310466(美)藤沢和雄2400
23 ビハインドザマスク牝5松永幹夫 55 1.33.711/211-934.0 7470(栗)北橋修二1400
11 ダンツフレーム  牡3武豊   56 1.33.7ハナ8-634.2 5490(栗)山内研二940
35 ダービーレグノ  牡3幸英明  56 1.33.7ハナ11-1234.018458(栗)高橋成忠
47 ロサード     牡5吉田稔  57 1.33.7クビ17-1733.513432(栗)橋口弘次
612 クリスザブレイヴ 牡7吉田豊  57 1.33.71-134.9 6444(美)秋山雅一
713 ダイタクリーヴァ 牡4河内洋  57 1.33.714-1433.8 1498(栗)橋口弘次
1024$イーグルカフェ  牡4田中勝春 57 1.33.8クビ14-1433.8 9468(美)小島太 
11818 ジョウテンブレーヴ牡4藤田伸二 57 1.33.8クビ4-434.8 8494(美)相沢郁 
12817 トロットスター  牡5蛯名正義 57 1.33.8ハナ8-934.3 3444(美)中野栄治
13510*ゴッドオブチャンス牡3後藤浩輝 56 1.33.8ハナ2-235.012514(美)和田正道
1412 メイショウオウドウ牡6飯田祐史 57 1.33.93/414-1434.011478(栗)飯田明弘
15715 リキアイタイカン 牡3武幸四郎 56 1.34.111/26-634.817482(栗)松田正弘
1636 コンタクト    牡5和田竜二 57 1.34.2クビ6-634.816454(栗)安田隆行
17816 ムーンライトタンゴ牝3四位洋文 54 1.34.411/417-1734.314430(栗)安田隆行
18611$ゴールドティアラ 牝5池添謙一 55 1.34.53/411-1234.815486(栗)松田国英

LAP 12.5-11.0-11.9-11.9-11.5-11.6-11.4-11.4
通過 35.4-47.3-58.8-70.4  上り 69.7-57.8-45.9-34.4  平均 1F:11.65 / 3F:34.95
単勝  14 ¥780  複勝  14 ¥310 / 9 ¥240 / 8 ¥780
枠連  5-7 ¥590 (1)  馬連  09-14 ¥2610 (7)
ワイド  09-14 ¥1110 (8) / 08-14 ¥3720 (49) / 08-09 ¥2600 (31)

予想の表紙に戻る。
競馬のお時間に戻る。