さて、２１世紀初の東京競馬場での重賞である（とか書いておいたら積雪で延期：日曜も延期のため結局２１世紀初か）。とはいうものの２ヶ月半ほど前に東京競馬場で同じ名前の重賞があったのだが。ただし、その時は「東京中日スポーツ杯」という冠号が付いていたが、今回は付かないようだ。横浜市が馬券売場に特別地方税を課税というアホな法案を打ち立てたのでトーチュウが「横浜市に関係のある名前のレースのスポンサーにはなりたくない」といったのかな？

　さて、つい２ヶ月半ほど前に行われた同名レースの覇者ブロードアピールが人気を集めそうだ。しかし、昨年の根岸Ｓは1200m、今年の根岸Ｓは1400mである。ついこないだの同じ名前のレースを勝ってるのだから必要以上に人気になる上に、この馬は1200mがベストの馬。1400mがこなせないわけではないが、適性は劣るだろう。期待値を考えて切ることにする。東京ダートは1200mよりも1400mのほうが追い込みが決まりやすいので、展開面での有利さが怖いが。

　本命はマイネルブライアン。ブライアンズタイム×トウショウボーイ牝馬というダートの短距離向きの血統である。ＮＨＫマイル、ダービーと芝のＧ１で惨敗だったため地味な馬だが、ダートでは強い馬である。ユニコーンＳ、ダービーＧＰと連続１番人気で負けて、人気の下がったシリウスＳで勝利という穴党にはありがたい馬でもある（鞍上が藤田だからという噂もあるが）。ここを勝てばまた人気になるだろうから、今が買い時だ。

　対抗はゴールドティアラ。シーキングザパール産駒だけに短距離のほうが向いているだろう。ＪＣＤは取り消しでそれ以来の出走である。本当はＪＣＤに出走して距離が持たずに惨敗してここに出てくれれば人気がなくてありがたかったのだが。仕上がり具合が気にかかるところだが、地力で頑張って欲しい。

　単穴はイーグルカフェ。芝の実績馬だが血統的にダートの1400m向きである。芝のＧ１を勝っているだけに58kgの斤量を背負わされている。この斤量増がなければ迷わず本命にしたところだが、斤量面の不安があるので３番手評価にとどめておいた。

　その他では、サンフォードシチー、トキオパーフェクト、ノボトゥルーあたりが狙い目。