西で行われる京都大賞典は7頭立ての少頭数。しかもテイエムオペラオー−ナリタトップロードの1点でほぼ決まりだろうがその枠連は前売りで1.1倍と低配当。唯一2頭に対抗できる実力のあるステイゴールドは休養明けは得意じゃないし、穴の狙いようもない。かといって馬券を買う以上どんなに堅そうでもある程度のリスクはあるということを考えるとそこまで低配当なら手を出さない方がよい。京都大賞典は「このレース、パス。」といって見ケンに徹したほうが賢明である。
さて毎日王冠の予想。こちらは西と違って混戦模様。ドングリの背比べのような馬がズラッと並ぶ。来てもおかしくない馬がたくさんいるので手広くいくしかないがボックスだと元割れかもしれないので、ここは軸を決めてビシッといこう。その軸を決めることが最大の難関となるわけだが。
軸は昨年2着のアドマイヤカイザー。昨年の毎日王冠2着、そして今年のエプソムカップ1着と府中の1800mの重賞では抜群の成績を残している。芝1800mという距離自体7戦6連対という得意条件である。東京競馬場での連対率も3戦2連対で66.7%。データから見てもこのコースがいかに合っているかがお分かりだろう。ましてスタートしてすぐにカーブのある東京1800mは内枠有利であるがカイザーは最内枠である。得意条件で枠順にも恵まれたアドマイヤカイザーを本命とする。
その他の馬ではこれまた1800mのスペシャリストであるジョーテンブレイヴ。それから開幕週に行われる毎日王冠は先行馬が好走する例が多いのでサイレントハンター……と言いたいところだがさすがにもう年だし鞍上が吉田豊でも外人騎手でもなく初騎乗の村田であることも不安。かわりに良く穴を開ける先行馬ジョービッグバンを▲とする。
裏で行われていた京都大賞典がインパクトがあったので毎日王冠のコメントがおろそかになる。ああいうこともあるのでド本命で大勝負は避けて正解だった。実はスエヒロコマンダー(2着)の単勝を買おうとしたが窓口が混んでいて「どうせ当たらないんだから」といって買わなかったのだが。ステイゴールドはテイエムオペラオーをマークしようと寄っていったらその後ろにいたナリタトップロードの進路を妨害してしまった。横から映した中継画面でははっきりとした確認はできなかったが、正面から見たパトロールフィルムを見たら余りにひどい斜行だった。ああいうのがあるから競馬はわからない。しっかし、吉田豊が怪我をしてす間に後藤が騎乗停止ってどこかで見たような光景。後藤の騎乗停止は年中行事のようなものだが(それさえなきゃ関東リーディングにもなれるかもしれないのに惜しいものである)。
さて、毎日王冠のコメントだが◎アドマイヤカイザーは久々だったせいかいいところ無し。サイレントハンターが例によってハナを切るかと思われたがマグナーテンが果敢にハナを奪う。展開が向かなかったマグナーテンは5着に粘った。しかし、ペースメーカーサイレントハンターはビリ。3番手につけた○ジョービッグバンも義理堅く一緒にバテてブービー。逃げ・先行が粘るという傾向は今年は通用しなかった。
外れ