トライアルといえばサンデーサイレンス。しかもこの弥生賞はサンデーサイレンス産駒の活躍が特に目立つレースである。しかし、今回は8頭立てで5頭がサンデーサイレンスなのでさすがにサンデーサイレンス産駒をすべてボックスというわけにもいかない。
小頭数になった原因となったのが、アグネスタキオンの存在である。アグネスタキオンとの対決をさけてスプリングSに回った馬も多いが、所詮トライアルは3着までに入ればいいので、頭数の多いスプリングSよりも少ないここのほうが3着を確保しやすい気がしないでもない。
もちろん本命はアグネスタキオンだが、単勝で勝負してもほとんど旨みが無さそうである。相手を決めて連で勝負したい。その相手もボーンキングとダイイチダンヒルに絞られそうであるが、両方買ってもこれまた配当的に妙味がない。片方に絞るとすればダイイチダンヒルのほうをあげる。ボーンキングはフサイチコンコルドの下ということで人気過剰気味であるし、ダイイチダンヒルは2着が多いとはいえ、メジロベイリーを負かし、ジャングルポケットやタガノテイオーとも互角の戦いをしてきた馬。戦って来た相手を考えるとダイイチダンヒルが格上と見てよい。
ダイイチダンヒルはアオル。そして後方まま。辛うじて掲示板には載る程度。未勝利時代からスタートさえちゃんとできればかなり期待できる馬だと思っていたが、またしてもやってしまったという感じだ。
それにしてもアグネスタキオンは強かった。皐月もこの馬で決まりそうといわれるがどうだろう。弥生賞勝ち馬は皐月よりもダービーで強い傾向にある。皐月は同厩舎同馬主のアグネスゴールドにゆずるとして、血統的にダービーのほうが面白そうだ。兄弟ダービー連覇なるか。