マンハッタンカフェはもともと登録がなく、ジャングルポケット、サンライズペガサスも登録したものの回避で小粒なメンバーとなってしまった。サンライズペガサスは大阪杯を勝ち阪神巧者ぶりを再確認した時点で宝塚記念では本命にしようと思っていたので残念だ。

　このメンバーではダンツフレームが今度こそＧＩ制覇という期待がかかる。皐月賞、ダービーに続いて安田記念でも２着とＧＩを勝てそうで勝てないでいる。マーベラスサンデーや古くはメジロライアンのようなパターンでここを制覇といきたいところだ。メンバーが他のＧＩよりも手薄なので今度こそはチャンスだろう。叩き３戦目で調子も上がってきていると思われ、ここは負けられない１戦である。また２着かも知れないが、連軸としての信頼度はナンバーワンである。

　唯一のＧＩ馬エアシャカールであるが、２冠は取っているものの内国産馬のレベルの低い世代だった。古馬になってからはあまり振るわない。このメンバーなら格上であり、昨年とは違い天皇賞・春を使わずにここに勝負をかけているようだが、それ以上に過剰に人気になっているようなので今回は消しとする。

　穴人気している唯一の３歳馬ローエングリーンも、３歳馬はこのレースでは苦戦していることを考えると考えづらい。しかも今回がＧＩ初挑戦でいきなりはないと思う。

　対抗は昨年の３着馬ホットシークレット。昨年は目黒記念を勝っての参戦であるが、今年は目黒記念を惨敗しての参戦なので人気を落としている。しかし、前走の惨敗はＵＡＥへの遠征の疲れが原因と考えるとここでは巻き返しの期待が持てる。スタートダッシュさえ切れれば好勝負となるだろう。

　もう１頭アクティブバイオを押さえておく。前走２着は不良馬場が味方したと思われているが、後藤騎手は良馬場でも走れるとコメントしていた。実際、良馬場のＧIIを勝っているのだから馬場状態を問わず走れるだろう。しかも、当日は雨が降りそうな気配もある。人気の盲点となっているので押さえておく。