かつては中日スポーツ賞４歳Ｓという名称だったが2000年にユーワファルコンが逃げ切り勝ちを修めたことで、彼の名を讃えてファルコンＳに改称された・・・のかどうかは不明。最終週の荒れ馬場で行われるということは以前から変わっておらず、芝で実績のある馬よりもダートで実績のある馬が好走することが多いレースである。また、この時期の中京競馬場は内より外のほうが馬場がよいので外枠の馬を中心に健闘してみよう。

　本命はツルマルファイター。先日金鯱賞を勝ったツルマルボーイの半弟であるが、こちらはフォーティナイナー産駒。ダートの短距離が得意な血統である。芝1400mで凡走続きだが、ダート実績があり、芝でも1200mなら好走している。今の荒れた馬場も得意だろう。枠も外のほうなのでこの馬が本命である。

　対抗はＧ２の覇者タイキリオン。斤量が気になるが、実績ナンバーワンの馬が有利な大外枠を引いたので押さえておくしかないだろう。

　その他穴っぽいところではジェイケイベストが狙い目。芝・ダート問わず1200mなら安定した成績を残している。ラストタイクーン産駒だけに荒れ馬場も苦にしない。枠順も恵まれた。

　更にもう１頭、キーンランドスワンを押さえておく。森厩舎２頭ではすでに終わった馬であるスターエルドラードよりも、こちらのほうが妙味がある。母父ロベルトというのも力のいる馬場には合ってそうだ。