まずは昨年のこのレースの私の予想の冒頭部分を引用してみよう。
毎年のように堅いレース。特に1番人気は信頼度が高い。過去10年で連を外した1番人気は'93年のナイスネイチャだけである。ちなみにナイスネイチャはここでも3着だった。
しかし、今年もそうかといわれると、今年はちょっと傾向が違うような気がする。久々に阪神大賞典で穴狙いができるような気がする。
そして結果は・・・見事に私が切った1番人気ナリタトップロードが人気に応えた。
(ただし2着に人気薄のエリモブライアンが来て穴は開いた。)
そのナリタトップロードが今年も人気を集めそうだ。昨年は京都記念でマックロウの3着になった後での参戦であった。今年も昨年と同じ(というか3年連続の)ローテーションであるが、前走京都記念は昨年より1kg増の60kgという斤量を背負いながらも1着である。昨年よりも調子がいいようであるので消すわけにはいかない。よって本命とする。
ナリタトップロードと人気を二分しそうなのが昨年の年度代表馬ジャングルポケット。この馬は久々なのが気になるし、何しろ府中ではメチャクチャ強いが他ではそれほでもないようである。ダービーやJCのように照準を絞って狙ったところでは勝てるが、昨年の札幌記念のようにGIIあたりだとポカをやる可能性もある。絶対的な信頼は置けないので、消すことにする。
トップロードの相手として狙えるのは昨年のこのレースの2着馬エリモブライアン。ステイヤーズSを制しているように距離が延びればこの馬の出番である。このレースはナリタブライアン、マヤノトップガン、シルクジャスティス、そして昨年のエリモブライアンとブライアンズタイム産駒の連対が多い。まさに長距離のスペシャリスト血統の馬が活躍するレースなのである。万葉Sで敗れたということだけじゃ見限れない。むしろ使われてきた強みという点ではジャングルポケットよりも上である。
昨年のこのレースの1,2着馬の連が狙いだが、昨年ほどにはおいしい配当とはならなそうだ。頭数が少ないからしかたないのだが。枠連でも馬連でも結果的に目は変わらないので当日オッズを見て高い方の馬券を買おう。
やはりナリタトップロードが2連覇。鋭い脚はないが、長くいい脚を使えるという特徴を鞍上が理解してきたのか、早めに抜け出し貫禄勝ちである。
2着争いは大激戦。エリモブライアンもいいところまではいったのだが、頭差及ばず。頭差で2着を死守したのは昨年の年度代表馬ジャングルポケット。トップロードには負けたものの久々であることを考えると上出来だろう。それにしても本当に惜しい1着3着だった。
4着には押し出されてハナを切ったミツアキサイレンスが粘る。芝でここまで走るとは思わなかった。
5着もそれほど差のないボーンキング。
外れ