逃げ馬の揃ったこのレース。ペース的なこともあるが、更に４周目で内側の芝が荒れてくる筈なので、外に持ち出して差して来る馬が有利になるだろう。というわけで差せる脚をもった馬を狙ってみる。

　というわけでスプリントＧＩ３連勝を目指すトロットスターが本命である。前走のシルクロードＳの敗因は59kgという斤量と休み明けが原因である。負けてくれたおかげで極端に人気をかぶるということがなくなり、前走も敗因がはっきりしているので前走負けているからといって悲観することはない。差しが決まる展開となるであろうここはきっちり勝ってくるだろう。

　相手にも差し馬を狙う。サイキョウサンデーとディヴァインライトだ。サイキョウサンデーは前走は２着とはいえ勝ち馬とのハンデ差を考えると勝ったようなものだ。ディヴァインライトはマイルがベストだが、左回りは得意であり、外枠を引いた今回は外から差すことも楽にできるだろう。両馬ともそこそこまでいくがＧＩは取れないと言われる父サンデーサイレンス母父ノーザンテーストの組み合わせだが、高松宮記念自体がキングヘイローやマサラッキ等ＧＩを取れそうでとれなかったいわゆるイマイチ馬が勝つことが多いレースなので、これらの馬にも十分勝機がある。ちなみに2000m時代からナイスネイチャやマチカネタンホイザといった馬が勝つようなレースである。

　人気になりそうなアドマイヤコジーンは先行馬が多く展開が向かなそうなので無印とする。一応押さえておきたいのが引退レースでスプリント初挑戦となるスティンガー。1400mの京王杯ＳＣ２連覇なのでスプリントでも十分可能性がある。中京も初挑戦だが左回り巧者であることを考えると押さえておきたい。