比較的堅めに収まるレースである。人気になりそうなゴッドオブチャンス、ビッグゴールドの両金杯連対馬のうち、ビッグゴールドは距離短縮が不安なので、ゴッドオブチャンスを本命とする。前走はダイタクリーヴァに1/2馬身差の2着だったが、斤量は今回も変わらず54kgである。別定戦のここでは軽ハンデ馬に足下を掬われるということもないだろうから、ここでは堂々の本命とする。
2番手評価はダービーレグノ。クラシック路線では不発だったが、適距離のマイルに戻ってからは連対こそないがそれなりに好走している。混戦だったマイルチャンピオンシップではゴッドオブチャンスに0.1秒差で先着している。東京コースは距離適性の合わないダービーで惨敗した1戦のみの経験しかないが、後ろから行ってトニービン産駒らしく長くいい脚を使う馬なので、東京コースは合っているだろう。
3番手評価はトラストファイヤー。河野厩舎の江田照ということで先週のAJCC勝ち馬(フサイチランハート)と同じコンビである。江田騎手自体が最近穴を開けまくっているので押さえておこう。2000mの前走は惨敗だったが、マイルの成績は[3,0,1,1]である。今回は前走の惨敗で人気も落ちるだろうから狙い目である。
もう1頭府中マイルで実績のあるザカリヤを押さえておこう。勝ちきれないがそこそこの勝負をしており、雨が降って馬場が渋ってくれれば出番があるだろう。
アドマイヤコジーンが98年朝日杯以来の勝利。これが年末のアル共だったらエルウェーウインなのだが…。3年1ヶ月ぶりの勝利である。もうすでに終わってしまった早熟馬だと思っていたのだが、そんなことはなかった。しかも半年の休養明け。
2着はディヴァインライト。これが重賞初制覇、いや、オープン初勝利である。もともと高松宮記念でキングヘイローにクビ差の2着の実力馬(あの時はパドックの状態が良かったのでこの馬から流したのだがキングヘイローが抜け目だった)。結局は「格」で決まってしまった。いや、過去の栄光のある馬で決まってしまったのか。馬連2万馬券の大波乱。
3着はダービーレグノ。シンザン記念を勝ったあたりからマイルでの実力は認めていたが、善戦はするけど勝ちきれない。こういう馬なのか。
この日藤田は3勝だが、余計なところで勝たなくていいから私が買っているこのレースで勝っていただきたいものである。1番人気の藤田は過信しちゃいけないのか。セントポーリア賞は1番人気(タイムレスワールド)で勝ったのだが(残りの2つは穴)。
外れ