出れば人気になるであろうモノポライザーが熱発で回避。モノポライザーは日本を代表する種牡馬同士の組み合わせで、しかもヘイルトゥリーズン系×ノーザンテースト系というニックスであるにもかかわらず何故か大物の出ないサンデーサイレンス×ノーザンテースト産駒牝馬という血統なので「消し」の予定だった。エアグルーヴの下ということで、OP特別を勝っただけの割には過剰に人気になりそうだし。その馬を外して、ヤマニンセラフィム、ローマンエンパイア、ヤマノブリザードの3頭のボックスを買えばそれほど低くはない配当になるし、的中率も高そうなのでおいしいと思っていた。ところが肝心の人気を集める筈の馬が回避。この3頭のボックスでは元割れも必死であり、全然おいしくなくなった。といってもこの3頭以外で魅力的な馬もおらず、ここは買い目を絞らざるを得ない。そこで勝負師らしく1点買いといこう。
狙いが3頭に絞れているのであとは消去法で。3頭のうちでどの馬が最も消しやすいかを考えてみた。やはり消す馬は距離経験の無いヤマノブリザードである。父の新種牡馬タイキブリザードは有馬記念や宝塚記念でも2着に来ているので距離がもたないということもないだろうが、本質的にはマイルがベストである。まして、ヤマノブリザードはクラシックは軽視していて府中マイル戦の得意な藤沢和厩舎。クラシック戦線にかける意気込みでは他の厩舎ほどにはないと思う。というわけで無敗の関西馬2頭の馬連1点で勝負である。
ところで2/28は私の誕生日。つい3日ほど前に私は28歳となった。奇しくも狙い馬2頭が2枠と8枠にいる。というわけで枠連2−8・・・と思ったが8枠に同居しているモンテブライアンはこのレースではあまり馬券購入意欲をそそらない。鞍上が人気通りの着順に来ることの多い柴田善臣であるし。当日のオッズを見て枠連と馬連の配当が同じぐらいか馬連のほうが高ければご祝儀で(って何のご祝儀かよくわからんが自分自身への誕生日プレゼントとして)枠連2−8を買うかもしれないが。(ただしモンテブライアンもブライアンズタイム産駒だけに距離が延びたことはプラスだと思ってはいる。)
バランスオブゲームがまんまと逃げ切り。あのダビスタの作者薗部博之氏の持ち馬である。有力馬が後方からいって緩い流れとなったため展開の利といえばそれまでだが、完全な単騎逃げではなくトニーディアマンテがしきりに競りかけてたので実力の差もあったのだろう。新潟2歳Sは強い勝ち方だったので、流れが向けばここで勝てても不思議ではない馬だった。ただし、流れが厳しくなる本番では疑問であるが。
ローマンエンパイアは終始後方から。4角でやっと仕掛けてきたが、届かず2着。まるで99年のこのレースのアドマイヤベガのようなレース内容だった。ダービーに向けて直線だけの競馬の練習をしているのだろうか?後方から行った他の馬は何もできずに終わったが、この馬は直線だけで勝ち馬に1/2馬身差まで詰め寄ったので「負けてなお強し」というような内容だった。
3着はタイガーカフェが入り、皐月の出走権を確保。葉牡丹賞でレコードに0.1秒差まで迫った馬なだけある。ただし、その時の勝ち馬のサスガはその後の重賞では不発に終わっているが(OP特別は勝った)。鞍上のデムーロ騎手の好騎乗もあるだろう。
1番人気ヤマノブリザードは5着。やはり距離が微妙に長かったのか。
そして我が本命ヤマニンセラフィムはその1つ後ろの6着。道中口を割りながら走っていた。調子落ちしていたのだろうか?良血だけに見限れないが、本番では評価を下げたほうがいいだろう。3連勝と行っても同着だったり2着との差がほとんどなかったりしていただけなのだから。
外れ