今香港のホテルでこの原稿を書いている。昨年に引き続き香港国際Ｃ等を観戦するために遠征中である。昨年は沙田競馬場では１レースから参戦したにもかかわらずノーホーラを喰らってしまったが、朝日杯は的中して、リアルタイムでは見ていなかった日本の競馬ではプラスだった。（ちなみにその夜行ったマカオのカジノでもプラスだった。）今年も世界のどこに居ようがインターネットにつながる環境さえあればI-PATで馬券は買えるので朝日杯的中といきたいところである。本音は香港のレースが当たった方が嬉しいが（笑）。いや、、両方当たれば何の問題もないのだ。

さて２歳戦といえばマイネル＆コスモのラフィアン軍団である。ここのところ以前にも増して勢いがある。この朝日杯にはマイネルレコルトとマイネルハーティーが参戦しているが、マイネルハーティーはマイネルラヴ産駒なので距離が延びるとちょっと不安である。マイネルラヴそのものは朝日杯で連対しているのでマイルがさっぱりだめということもないだろうが、産駒にはそのスピードだけが伝わるような気がする（実績が無いので未知数だが）。というわけで本命はマイネルレコルト。前走の京王杯２歳Ｓは５着に敗退したが、新潟２歳Ｓでは先週の阪神ＪＦを勝ったショウナンパントルに１．５馬身差を付けて勝っている。前走は単なる休み明けの一叩きだと割り切って考えるとここで再度狙える馬である。デビュー以来ずっと単勝２倍台のオッズだったが、今回はそこまでの人気にはならないだろうから気楽に乗れるだろう。チーフベアハート産駒はベタ買いしていても儲かるぐらい高回収率・高期待値の馬である（半年前にそういわれていたが最新データで調査しても回収率が１００％を上回ることを確認済）。黙ってマイネルレコルトを本命にするのが得策。

　相手はおそらく１番人気になるであろうペールギュント。デイリー杯では胸のすくような見事な勝利を見せたし、その後の東スポ杯で２着に敗れたものの、当時の勝ち馬スムースバリトンはこのレースには出走していないのだから、この馬の優位性は替わりない。勝ちきれないまでも、２着、３着が多い堅実派厩舎橋口厩舎の実力馬なので、紐軸や３着軸として狙うには最適である。