宝塚記念といえば「ＧＩを勝てそうで勝っていないような馬」が勝つことが多い。あのメイショウドトウを筆頭に、ダンツフレーム、サイレンススズカ、マーベラスサンデーなどそういう馬が多いのである。

　そのような馬の中で「勢い」という点で評価できるのがシルクフェイマス。５連勝で臨んだ前走の天皇賞は惜しくも３着。初のＧＩとしてはまずまずのデキだろう。父マーベラスサンデーは古馬になってから本格化して、このレースを勝っているが、サンデーサイレンス系種牡馬としては成長力は最高クラスだろう。クラシックとは無縁の馬であるが、本格化した今ならシルクフェイマスもチャンスがある筈だ。

　他の馬では４歳勢からゼンノロブロイ、リンカーンが中心。昨年のクラシック＆有馬では惜敗ぶりを見せつけた両頭であるが、悲願のＧＩ制覇にふさわしい舞台がこの宝塚記念である。本命シルクフェイマスにこの２頭を加えた馬を馬券の中心とする。

　その他ではザッツザプレンティ、ローエングリン、ツルマルボーイ、タップダンスシチーが狙い目。