荒れることで有名だった函館記念だが、昨年は１番人気で決まっている。今年はどういう傾向になるか分からないが、ハンデと人気と実力の兼ね合いが大幅に崩れているようなおいしい馬がいない。しかし、荒れる要素の強いレースでガチガチの１番人気などを本命にしてもしょうがないので、中穴ところの馬から総流しで、大荒れにもそこそこの穴にも対応できるようにする。

　本命は函館巧者のワイルドスナイパー。函館芝成績が[2,3,0,0]で函館芝2000mに限ると[1,2,0,0]と抜群に相性がよい。また、ハンデ戦では先行力があり、ハンデが比較的軽い馬が活躍する傾向にあるが、ワイルドスナイパーのような先行力のある馬が52kgと手頃のハンデなのが期待をもてる。鞍上の藤岡騎手は新人ながら新潟リーディングを取るなど期待を持てる若手である。実力が知れ渡って順当な人気になるような機種になる前に先物買いをしておくのも手だろう。もしここで重賞を勝ってしまったら、知名度が上がり次からはそこそこの人気になるので、穴を開けてくれる可能性も減るわけだし。1000万条件を勝ったばかりの馬だが、夏は格より勢いなので、勢いを買ってワイルドスナイパーを本命とする。 　本当はこのレースは14番人気が連にからむ事が多いので14番人気の馬を買いたいところなのだが、13頭立てであり14番人気の馬は当然の事ながら不在なので買いようがナイナー。