仕上げの早さといえば山内厩舎。早い時期の2歳戦といえば山内厩舎である。特に今回登場するディープサマーはデビュー戦を圧勝し、1番人となっている。実力的に抜けていると言って良い。調教で3歳馬相手に4馬身、1秒と圧倒的に先着しているのも心強い。もっとも併せた相手が山内厩舎でこの時期に3歳未勝利の身の馬なので多少は割引いて考えなければならないが、それを割引いてもお釣りが来る内容と思って良い。父が2歳戦に強いタイキシャトルと血統的にも魅力十分。人気にはなっているが本命は素直にディープサマーでいいだろう。
対抗は新種牡馬スキャターザゴールド産駒のスズカブルーム。初年度産駒なので種牡馬の傾向はつかめないが、ミスプロ直仔だけに仕上がりは早いと思っていいだろう。また、早いうちは芝もある程度の距離までならこなせる。タイプ的にはアフリートのようなタイプとなると思う。スキャターザゴールド産駒はその実力が知れ渡っていないのでそれほど人気にならない今が買い時である。地味ながら2歳戦に限るとかなりの活躍をしてくれそうな気配が感じられる。
2歳戦といって忘れてはならないのが、マイネル&コスモのビッグレッドF軍団。▲はマイネルハーティーとする。マイネルラヴ産駒なので距離が延びると疑問を感じるが、前走と同じ1200mのここなら黙って買いだろう。コスモの方のコスモスパーブは母父にリアルシャダイが入っており、もっと距離が延びてから狙いなので、ここはちょっと評価を下げて△とした。
その他ではアンブロワーズ、グランプリペガサス、オーヴェール、カシマフラワーが狙い。特にカシマフラワーはすでに3走していてその経験がここで生きるだろう。しかも連闘で勝負懸かりである。前走強い内容の勝ち方をしている割には人気になっておらず期待値的にもおいしい馬である。
アンブロワーズが内側から差して勝った。しかし、競馬ブックのレース結果の所の写真を見るとどうみてもアンブロワーズはカシマフラワーの外側にいる。ゴール前でカシマフラワーとディープサマーの進路を思いっきり妨げたのだ。我が本命ディープサマーはカシマフラワーが思いっきり不利を受けた時に玉突き状態で不利を食らった上にその後もアンブロワーズはディープサマーに寄っていった。馬が幼いのか騎手が荒っぽいのかはわからないが(ただし右ムチは騎手の責任だが)あれはどう見ても降着である。3着に降着になれば私の予想も的中の筈だったのに。ディープサマーの進路も妨げたのだからせめて2着に降着して欲しい。それでも当たりだし。まあ、明らかに降着に至るような不利を受けたのは3着カシマフラワーなのだから3着に降着なのが妥当なところだが。
スポニチによれば藤田騎手も納得がいかなかった模様。そりゃ、どう見ても降着級の騎乗をされたわけだから。それでも降着にならず、ホワイト騎手には10万円の罰金が科されただけ。ちなみにこのレースから最終レースまでホワイト騎手の4連勝が始まった。
外れ ・・・納得はいかないが