春の天皇賞といえばやはり菊花賞勝ち馬。特に前年の菊花賞勝ち馬が活躍することが非常に多い。混戦模様と言われた昨年でさえ菊花賞馬ヒシミラクルが勝った。昨年は菊花賞馬とリアルシャダイ産駒というちょっと考えれば誰でもわかりそうな組み合わせで万馬券というおいしいレースだった。

　というわけで本命は昨年の菊花賞馬ザッツザプレンディ。有馬記念の惨敗さえなければ１番人気だったかも知れない。有馬のせいで世間一般では画竜点睛を欠く評価である。しかし、有馬というのはＪＣ激走馬は疲れが残っていて活躍できないレースだ。近年だとテイエムオペラオーやスペシャルウィークのような両方で活躍する馬も出てきているが、基本的にＪＣで燃え尽きてしまうことが多い。そこで、長距離戦における実力ならザッツザプレンディが最も上と考えられる。この馬から馬単で流すことにする。

　相手筆頭は京都巧者ファストタテヤマ。一昨年の菊２着馬である。徐々に調子をあげてきており、ＧＩ勝ちはないものの２着までには来る馬である。馬単の紐としては持ってこいの馬である。それから昨年の２着馬サンライズジェガーも全く人気になっていないが、血統的に信頼できる。これが来れば２年連続万馬券か。

　その他ではリンカーン、ゼンノロブロイ、シルクフェイマスを押さえておく。堅く決まるのが通例の春天だし、特にシルクフェイマスは休み明けだが父マーベラスサンデーの持つ成長性に大いに期待できる。