土曜日の芝のレースを見ていると前残りが多いようである。通常（オーバーシードされていないローカルでの）開催最終週あたりは内馬場が荒れていて、外から差してくる馬が有利な場合が多いのだが、今開催に限ってはそういうことはなさそうである。ＧＩがあるから馬場管理課がしっかりと馬場状態を管理していて、パンパンのスピード馬場のまま最終週を迎えることができたのだろう。

　というわけで狙いは先行馬が中心。いつものローカル最終週なら「外４頭ＢＯＸ」ということもやっただろうが。中京・小倉ではこの作戦が生きることが多く、それが私の馬券回収率が中京・小倉に限っているとメチャクチャいいという理由の一つとなっている（ただしそこで勝った金は他の競馬場でのレースを通じて全てＪＲＡに返却しているが）。

　本命はギャラントアロー。先行馬はいっぱいいるが、どうしてもハナを切りたいタイプはギャラントアローだけ。シーイズトウショウのようなどうしてもハナを切りたい騎手が乗っている馬もいるが、おそらく枠順的に内を引いたことを考えても逃げるのはギャラントアローだろう。ギャラントアローというとちょっと前までは穴党御用達の地味な実力馬という感じだったが、サスガに実力が知れわたってきたらしく、今回はそれなりの人気になっている。それでも展開の利というものを考慮すると、本命はこの馬しかいない。

　相手は先行馬に手広く。血統的に魅力なアタゴタイショウが対抗馬。そして穴っぽいところで▲モンパルナスを指名する。前に行くのに全然人気になっておらず、騎手も赤木なのが魅力。全く勝負にならないほどの力のない馬とは思えないのに単勝200倍を超えるのはおいしい。

　先行馬以外では中京巧者サニングデールを押さえておく。あくまで押さえだから当たってもたいして儲からないが。１番人気デュランダルは休養明けという不安に加えて、中京初挑戦という不安もあるため、リターンは小さいがリスクは大きいと考え消しとする。