１頭抜けた存在がいる。もちろんダンスインザムードである。前走の桜花賞では差す競馬も披露したし、展開的にも融通が利くことを証明した。まあ、これだけ強いと展開云々以前に地力であっさり勝ってしまいそうな感じもするが。母があのダンシングキーなので距離延長はむしろ歓迎材料。もちろんこの馬を本命とする。

　その他の馬はどんぐりの背比べのようなものである。すでにダンスインザムードと勝負を決しているような馬よりも、未対戦の馬を狙い撃った方が未知の魅力がありオモシロイ。

　対抗はグローリアスデイズ。あのリンカーンの下であるので距離延長は歓迎材料である。母グレースアドマイヤはフサイチコンコルドの半妹で、しかも父がトニービンなのでオークスに出ていれば勝っていたかもしれない血統である。血統的な背景は充分であるので、ここで母の無念を晴らしてもらいたい。無念といえば鞍上の岡部騎手。桜花賞を勝てば八大競走全制覇であり、そのために引退せずに頑張っているのに、出走すらできなかったので悔しかっただろう。その悔しさがあるので、牝馬クラシック第２弾のオークスでは頑張ってくれると思われる。

　穴として狙うのがシルキーフレンド。私の一口出資馬である。ナリタルナパークの姪であり、父も距離が延びた方がよいマーベラスサンデー。実績/レース経験が少ないことが問題点だが、血統的には狙い目充分。勝負にならないのならここに出さずにカーネーションカップを使ってきた筈なので勝算ありと踏んでの出走だろう。４戦１勝といえども、負けた３戦の鞍上は伊●暢なのではっきりいって参考外。むしろ伊●暢でも掲示板に載ることができている点は評価してもよいぐらいである。当然のことながら全然人気になっていない。未知の魅力に期待して押さえておく。ダンスインザムードとの馬連でも２万馬券だし。