今年の３歳牝馬はレベルが高い。そういうイメージがあるのではないだろうか。オークス馬シーザリオがアメリカンオークスを勝った時はかなり盛り上がっていたし。ただし、アメリカンオークスは国際ＧＩといっても、そんなにはレベルは高くないと思う。日本のレースにたとえると関東オークス程度なのかも知れない。というわけで３歳牝馬はレベルは低くはないかも知れないが、高いというイメージの方が先行しているといえるだろう。エアメサイヤが１番人気となっているし。

　というわけで、その裏をかいて古馬中心の狙いとする。本命は昨年１番人気のスイープトウショウ。昨年は１番人気を裏切ったが、今年は雪辱を果たすであろう。宝塚記念という牡牝混合の2200mのＧＩを勝っているのだから実績上位と見て良い。前走・前々走は牡牝混合戦だったが、牝馬限定のここなら力は断然である。

　対抗は昨年・一昨年の覇者アドマイヤグルーヴ。近走不振でしかも武豊が降りたということで人気を落としているが、牝馬限定なら無類の強さを発揮する馬。いくら鞍上が武ではなく上村だからといっても２着３着なら十分狙えるだろう。