この時期の京都のダートレースは先行馬に有利で、逃げ残りなんかも発生する。このレース平安Ｓもここ何年かは先行馬で決まっている。そこで、前走からダートに転向したローエングリンを本命とする。前走ＪＣＤでは13着と大敗だった。しかし、これは展開の不利によるもの。ただでさえ直線の長い東京でとにかく先行しなければ話にならないアメリカの馬とかが出てきたら逃げ馬には厳しい流れとなる。逃げ馬にとって有利な淀のダート1800mの舞台でもう一度見直してみよう。500万条件ながらダート戦で勝ったことがあるのだからダートがからきし不向きということも無いだろうし。

　対抗は前走逃げ切り勝ちを修めたブラックコンドル。勝ったり負けたりの成績に見えるが、実はダートに限るとかなり安定した成績を修めている。重賞初挑戦ながら先行有利なここではきっちり勝つことが期待できる。

　▲はクーリンガー。昨年、一昨年のこのレースの２着馬であり、ここ２年の万馬券決着（一昨年は10万馬券）の立て役者である。一昨年は私の大的中にも貢献した。先行して粘りこみというのが得意であり、安定性が取り柄の馬だが、何故か中央のレースでは勝てない。２着や３着ばかり。馬単の紐としては最適である（ただし３連単を買うのなら紐だけではなく３着も押さえておいた方が賢明）。今年は昨年までとは異なりそれなりに人気になってはいるのが残念。