ハンデ戦だが格上の重ハンデ馬がきちんと好走することの多いレースである。トップハンデ&1番人気はナリタセンチュリー。GI入着歴が2回もあり、しかもこのレースと同じ京都2400mで行われたGII京都大賞典を征している。格だけではなく、コースとの相性からいってもこの馬で堅い筈である。ハンデは重いがナリタセンチュリーを迷わずに本命とする。
相手は昨年のこのレースの2着馬マーブルチーフ。連に絡む時は全て人気薄という穴傾向のある馬である。出てくるたびに人気が無いとも言うが。以前もカイタノだがチーフベアハート産駒はベタ買いしていても儲かるぐらいの穴血統。鳴尾記念を惨敗してからここに参戦というローテは昨年と同じなので昨年のように穴を開けることが期待できる。
ちなみにもう1頭のチーフベアハート産駒エアセレソンは前走勝って勢いに乗っているものの、1/5以来の中0.5週とローテーション的にきついので今回は見送り。チーフベアハート産駒が穴血統なのも、いつも勝つからではなくたまに勝つから穴になるわけだし。
マーブルチーフは番手に付けて、直線でもよく粘って2着を確保したのだが・・・、やって来たのはセンチュリーはセンチュリーでもナリタセンチュリーではなくサクラセンチュリーだった。◎ナリタセンチュリーは4角過ぎで思いっきり不利を受けてそのまま不発。ナリタセンチュリーをマークする形だったサクラセンチュリーが外からやって来て、ナリタセンチュリーにぶつかっていったように見えた。(ナリタの騎手武豊の公式ページの日記によると、内の馬から押されたためにナリタがふらふらしてサクラの方にもたれて行ったらしいが。)いずれにせよ、この不利よりもずっと馬群の前に居たマーブルチーフまで審議対象になっていたのは不可解だ。
勝ったサクラセンチュリーは4角の一件で審議対象とはなったものの、直線での末脚はもの凄かった。最後の最後で粘るマーブルチーフをクビ差捉える。鳴尾記念に続き重賞2連勝だ。マーブルチーフは2年連続2着。忘れた頃に好走する馬だ。今回は私は忘れてなかったのに・・・(苦笑)。3着に来たストラタジェムも直線では良い脚を使っていた。勝ち馬と同じ上がりタイム(33.6秒)。
外れ