オークスのトライアルであり、かつては桜花賞直行組が活躍していたレースである。しかし、00年の番組改編でオークスからの間隔が中２週から中１週に変わると「桜花賞組は不振」というように傾向が変わった。やはり西から東への移動を伴った中１週というローテーションはきついのだろう。今回は唯一の桜花賞出走馬テイエムプリキュアが人気を集めることとなるだろうが、桜花賞馬は不振ということもあり「消し」とする。

　本命はスイートローレライ。前走は藤田で未勝利戦を勝っているが、今回は「主戦」の内田博に鞍上を戻し必勝体制である。人気にもなっておらず今回は狙い目。オークスでは距離が長すぎるかも知れないが、2000mならどうにかなるだろう。

　対抗はオリオンオンサイト。水仙賞２着のあとのフラワーＣでも善戦しており、ここできっちりとオークス出走権を確保しておきたいところである。鞍上の川田は若手の成長株であり知名度の割りに乗れる騎手なので期待値的に狙える騎手。しかも府中の2000mでは有利とされる最内枠であることも心強い。

　その他の馬もオークス出走権をどうしても確保しておきたい１勝馬を中心に手広く狙う。▲は１勝馬ながらオープンで善戦を続けるプリティタヤス。未勝利戦を圧勝した東京に戻りブリンカー装着による変わり身が期待できるブローオブサンダー。その他トライアルといえばサンデーサイレンスとフジキセキ（これらの種牡馬は開幕週のスピード馬場が得意だというのもトライアルで好走することが多い一因だろう）なので、これらの産駒であるハギノプリンセス、アクロスザヘイブン、バトルサクヤビメを押さえておく。もう１頭メジロラルゴもフジキセキ産駒なのであるが、ローカルの牝馬限定未勝利戦を辛勝しただけの馬なので見送り。

　どの馬が来てもおかしくない混戦模様のため、点数は多くなるが印を入れた馬すべてのボックスとする。