2006年 4月30日(日) 3回京都4日目 15:40発走
11R 第133回天皇賞(春)
4歳以上・オープン・G1(定量) (牡・牝)(国際)(指定) 芝・外 3200m

 ここ4年ぐらい1番人気が連に絡まなくなってきており、かつての堅いレースという面影は無くなっている。しかし、今年の1番人気のディープインパクトは信頼に足るであろう。昨年は史上2頭目の無敗の3冠達成。有馬記念でハーツクライに敗れたものの、前走の阪神大賞典では全く危なげのなく格の違いを見せつけた余裕の勝利。あれだけの実績馬に阪神大賞典であのようなレースを見せられると春天は1着確実としか言いようがない。まして、有馬記念の時に先着したハーツクライはここには居ない。格的にもメンバー的にも勝利は間違いないだろう。

 というわけでディープの勝利はほぼ堅いので、ディープを除いたメンバーで単勝を買うと思って馬単を買うか、馬単を買うと思って3連単を買うしかないだろう。もちろんディープインパクト頭である。

 ディープ以外の馬の中での本命はハイフレンドトライ。地味だが長距離戦では掲示板を外すことが滅多にない堅実な馬である。リアルシャダイ産駒という血統も春天向きである。乗っている騎手が小林淳だが、この騎手は勝つのはともかく2着に来るのは得意な騎手である。一昨年は主戦をつとめていたイングランディーレが別な騎手騎乗で春天を制したので、悔しいから今年ここで頑張るということも考えられる。勝てたかも知れないGIに乗れなかったのだから。今回は人気になっていないが、一発大穴を開けてくれるとしたらこの馬だ。ハイフレンドトライを2着3着固定で3連単勝負とする。ディープ以外は混戦模様となりそうなので相手は手広く。

結論
[3連単]
7→12→[1,2,4,5,6,8,9,10,11,13,14,15]・・・100pts
7→[1,2,4,5,6,8,9,10,11,13,14,15]→12・・・100pts
B馬名性齢騎手斤量
1 1 ストラタジェム   牡5 *ボス   58
1 2 マッキーマックス  牡6 藤田伸二 58
2 3 チャクラ      牡6 小牧太  58
2 4 ローゼンクロイツ  牡4 *安藤勝己 58
3 5 トウカイトリック  牡4 芹沢純一 58
3 6 トウカイカムカム  牡5 *幸英明  58
4 7 ディープインパクト 牡4 武豊   58
4 8 ビッグゴールド   牡8 和田竜二 58
5 9 デルタブルース   牡5 岩田康誠 58
510 アドマイヤモナーク 牡5 *四位洋文 58
611 リンカーン     牡6 横山典弘 58
612 ハイフレンドトライ 牡6 *小林淳一 58
713 ファストタテヤマ  牡7 武幸四郎 58
714 アイポッパー    牡6 *福永祐一 58
815 シルクフェイマス  牡7 柴田善臣 58
816 ナリタセンチュリー 牡7 田島裕和 58
817 ブルートルネード  牡5 *池添謙一 58

レース後のコメント
 圧倒的な1番人気のディープインパクトは出遅れ。これで場内ため息があがる。1周目は後方から2番手を追走だ。しかし、1周目のスタンド前では菊花賞のような入れ込みは見せずに折り合っていた。気性が大人になったのだろうか。そして向こう正面でじわりじわりと上がっていく。ここで場内から歓声があがる。そのうち上がっていくペースはじわりじわりではなくなって、まるで往年の名馬ミスターシービーのレースを見ているようなマクリを見せる。3コーナーでは4番手。そして、普通の馬であれば息を入れる筈の3コーナーの上り坂から一気にスパート。4コーナーに差し掛かる前に先頭に。そしてその後は突き放すだけの大楽勝。4コーナー前には勝負が決していた。まさに強い馬の勝ち方、それを見せ付けた。そしてレコードのおまけ付き。

 2着はリンカーン。4コーナーでは2番手に躍り出たが、最後まで2番手だった。1着に付けられた着差は3馬身半。3着馬に付けた着差は5馬身。1頭強い馬が居たが、その馬さえ居なければ圧勝といったレースである。力はあるが相手が悪かったとしかいいようが無い。このレースはディープの勝利はかほぼ確実で実質的には「2着当てゲーム」だったので、こういう時こそ狙うべきだった。馬自体がGI2着が多いが、騎手も2着の多い(しかも昨年のWSJSでも2位で「僕はやっぱり2着ですね」とコメントしていた)横山典騎手だし。2着ならあるだろうということでハイフレンドトライを対抗(実質的な本命)としたが、欲張りすぎた。ちなみにそのハイフレンドトライは15着に惨敗(T_T)。

 3着にはディープの陰に隠れて目立たなかったが早めの仕掛けが功を奏したストラタジェム。1〜3着まですべてサンデーサイレンス産駒である。4頭出走したサンデー産駒のうち3頭が3着以内に入っているのだからサンデーボックスでも買っておけばよかったかな。

外れ



2006年 4月30日(日) 3回京都4日 天候 馬場状態
11R第133回天皇賞(春)
4歳以上・オープン・G1(定量)(牡・牝)(国際)(指定) 芝・外3200m 17頭立

馬名性齢騎手斤量タイム着差コーナー順3F体重厩舎賞金
47 ディープインパクト牡4武豊   58 3.13.414-14-4-133.5 1438(栗)池江泰郎13200
611 リンカーン    牡6横山典弘 58 3.14.031/25-5-4-233.7 2480(栗)音無秀孝5300
11 ストラタジェム  牡5ボス   58 3.14.814-15-10-534.3 8446(栗)平田修 3300
714 アイポッパー   牡6福永祐一 58 3.14.91/29-9-13-1334.1 7454(栗)清水出美2000
36 トウカイカムカム 牡5幸英明  58 3.15.111/26-6-8-1134.5 9422(栗)田所秀孝1320
713 ファストタテヤマ 牡7武幸四郎 58 3.15.23/414-15-14-1334.513468(栗)安田伊佐
12 マッキーマックス 牡6藤田伸二 58 3.15.2クビ11-11-10-534.8 3488(栗)藤原英昭
24 ローゼンクロイツ 牡4安藤勝己 58 3.15.2ハナ7-6-4-235.1 6456(栗)橋口弘次
35 トウカイトリック 牡4芹沢純一 58 3.15.3クビ2-2-2-535.1 5432(栗)松元省一
1059 デルタブルース  牡5岩田康誠 58 3.15.721/211-12-14-1534.6 4518(栗)角居勝彦
11815 シルクフェイマス 牡7柴田善臣 58 3.15.911/43-3-2-235.811484(栗)鮫島一歩
12816 ナリタセンチュリー牡7田島裕和 58 3.16.01/28-8-8-835.510476(栗)藤沢則雄
1348 ビッグゴールド  牡8和田竜二 58 3.16.211/23-3-4-835.714464(栗)中尾正 
14510 アドマイヤモナーク牡5四位洋文 58 3.16.513/413-13-14-1535.512484(栗)松田博資
15612 ハイフレンドトライ牡6小林淳一 58 3.16.89-9-10-1535.917480(美)根本康広
1623 チャクラ     牡6小牧太  58 3.16.9クビ17-17-14-1136.215482(栗)安達昭夫
17817 ブルートルネード 牡5池添謙一 58 3.18.7大差1-1-1-838.316528(栗)池添兼雄

LAP 13.0-11.7-11.5-11.9-12.2-12.2-12.0-13.2-12.6-12.7-12.9-12.7-11.3-11.0-11.2-11.3
通過 36.2-48.1-60.3-72.5  上り 70.4-57.5-44.8-33.5  平均 1F:12.09 / 3F:36.26
単勝 7 \110 複勝 7 \110 / 11 \170 / 1 \470
枠連 4-6 \390 (1)
馬連 07-11 \380 (1)
ワイド 07-11 \210 (1) / 01-07 \750 (7) / 01-11 \1990 (23)
馬単 07-11 \430 (1)
3連複 01-07-11 \2840 (11/680)
3連単 07-11-01 \4320 (11/4080)

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