３年前に私が20万馬券を的中した記念すべきレースである。私的にはGIにして欲しいレースなのだが、同時期に川崎記念がある関係でまずGI昇格はあり得ないのが残念である。さて、私がここの予想で20万馬券を的中した2003年の平安Ｓはスマートボーイ(2002年も1着)-クーリンガー(2004年も2着)で決まったのだが、この２頭に限らず２年連続連対という馬は枚挙にいとまがない。ビワシンセイキが２年連続で人気を裏切っているというのも注目すべき所である。要は「ダート1800mのスペシャリスト」が活躍するレースである。京都実績があればベター。というわけでダート1800m巧者を狙ってみよう。

　本命はベラージオ。ダート1800mは[5,4,0,2]という好成績。京都のダート1800mに限れば2戦2勝のパーフェクト。前走の東京大賞典(GI)４着という成績も見逃せない。さらにこの平安Ｓは関東馬が出走投数は少ないものの活躍しているという過去データの裏付けもあるのも好材料。しかも鞍上にアンカツを据えた今回は勝負がかり。京都のダート1800mでは負けないだろう。

　対抗として狙ってみるのにオモシロイのがタガノゲルニカ。ダート転向後負け無しの４連勝。しかもいずれも強い勝ち方だ。オープン実績こそ無いが、ここでも十分通用するだろう。京都には初見参なのでコース適性があるかどうかが鍵となるが、実はダートの鬼だという可能性も秘めており、狙ってみる価値は十分ある。

　荒れる傾向の強いレースだけに、年齢的に上積みの見込めないミツアキサイレンスと、ダート経験が無く適性があるとも思えないタガノマイバッハを除く全てに流す。