私は２年ぐらい前から「チーフベアハート産駒はベタ買いしていても回収率プラスだから積極的に狙う」というデータに基づいた買い方をしているが、そのチーフベアハート産駒もサンプル数が増えてきて新たな傾向が見つかった。それは「５歳以上（正確には４歳後半以降）はそれほどにはおいしくない」ということである。割と早熟傾向にあるのだろう。新馬戦に強いのがチーフ産駒の大きな特徴であるし。したがって、ある程度の年齢のチーフベアハート産駒は衰えはないかどうかという見極めが肝心となる。

　このレースに出走するチーフベアハート産駒であるマーブルチーフは５歳だが、まだ買える部類に入るであろう。前走は敗れはしたものの４着と好走。まだまだ見限るには早い。マーブルチーフといえば芝2400mのGIIで２着に来るというイメージがあるが、実は芝2200mでは３戦２勝であり、むしろこの距離の方が相性が良い。２着どころか１着も狙える。得意距離の2200mへの登場ということで迷わずに本命とする。

　対抗はシックスセンス。最強の１勝馬。このメンバーでは勝ち星こそ最低であるものの、その実績はずば抜けている。詰めの甘い馬なので今までよりも手薄なメンバーであるこのレースでも指定席の２着ということも考えられ、単勝や馬単頭を積極的に狙える馬ではないが、連勝複式で買うのならこの馬は外せない。大負けすることはあり得ない馬であるし、今回は武豊が鞍上なので期待が持てる。

　その他ではステイヤーズＳで復調の兆しを見せたデルタブルース、ＡＪＣＣで復活したシルクフェイマス、マーブルチーフが出てくるレースでは何故か好走するサクラセンチュリー、そして昨年のこのレースの２着馬トウショウナイトを押さえておく。