このレースのレース名の由来となっている京都競馬場名物の白鳥であるが、これはオランダから寄贈されたものが起源だそうである。てっきりその辺に飛来してきた白鳥を捕まえたのだと思ったが、実はヨーロッパが起源だったとは意外である。白鳥は基本的に寒いところの鳥なので京都あたりでも飛来するのかどうかはわからないが。

　さて、このレースは荒れるレースということで有名である。ただし、穴馬を狙うのに適した傾向があるかどうかと言われると特にない。強いて言うなら前走重賞以外の馬は消しだが、今年はアルビレオしか該当馬がいない。

　本命はタガノバスティーユ。前走のスプリンターズＳでは日本馬最先着のメイショウボーラーにクビ差の３着。鞍上が乗り慣れた池添に戻ると言うプラス材料を考えると今回はタガノバスティーユに分があるのではと考える。前走はフロック視されているが、実際過去にスプリント重賞を勝ったこともあるので能力値も思われている以上に高い。スワンＳといえばスプリンターズＳで勝ったにもかかわらず不当に人気が無かったダイタクヤマトでおいしい思いをした重いで思い出があり、今回はそこまでの人気薄にはならないというのは残念だが、「忘れられている重賞勝ち馬」タガノバスティーユを軸とする。

　相手は人気が割れたレースにおける穴狙いらしく手広く行く。前述のアルビレオは消しだが、その他に重賞出走経験があるもののＧIII２桁着順しか実績の無い２頭も消してその他の馬に流す。