2006年10月14日(土) 4回東京3日目 14:30発走
9R 第8回東京オータムジャンプ
障害3歳以上・オープン・J・G3(ハンデ) (混) 芝 3300m

 先週から東京競馬場に世界一の大きさを誇る大型ターフビジョンがお目見えした。画面はデカくて迫力があり、解像度も割といいので見やすいが、ターフビジョンの陰に隠れて向正面が見えなくなってしまった。見渡しが効かない問題は内馬場に新馬券売場が出来た当初からあるのだが、更に見渡しが効かなくなったという感じだ。東京障害特別といえば、かつては欅と並んで府中名物だった襷コースで行われていた名物レースだったが、今ではただ回ってくるだけの単調な障害重賞となり果てている。もし、現在も襷が続いているとしたら、スタンド正面からの観戦では肝心の襷障害部分が画面の陰に隠れて見えないだろうな。コジーン的には大型ターフビジョンを作るよりも、襷コース復活にカネをかけて欲しかった。内馬場の馬券売場なんて昔からある方で十分なのに・・・。新馬券売場の建物には天井に登ってレース観戦できるというメリットはあったのだが、このメリットも大型ターフビジョンのおかげで無いに等しくなってしまったし。

 前振りが長くなってしまったが、レースの方はと言うと関東初見参の4歳馬ブロードキャスターが人気になりそうである。サイン理論だと「新ターフビジョン完成なのでブロードキャスター(=放送)が来る」なのだろうが、実はこのレースで障害グレード制導入以降の4歳馬の成績は【0,0,0,16】という惨情である。1番人気2頭、2,3番人気各1頭がいてもこの成績である。これらの人気馬はすべて関西馬であり、関西のオープンなり重賞で活躍して来た馬が遠征してきて玉砕というパターンだ。経験不足の4歳馬には障害初東上は厳しいのだろう。迷わずに消してOKである。

 本命は今年重賞2勝の5歳馬コウエイトライ。こちらも初東上の関西馬であるが、5歳以上の馬には初東上でも特に不利なデータは見あたらない。経験の差というべきなのか。そして何と言っても鞍上が今年障害重賞を3勝している小坂騎手というのが心強い。平地では2勝しかしていないが障害は5勝。7勝のうち3勝が重賞とはかなりの比率である。数年前の高田の様に乗りに乗っている障害騎手なので知名度があがるまでしばらく追いかけておくとお得感のある騎手である(ただし障害重賞限定で)。他の馬の落馬等の影響を受ける可能性が小さい逃げ馬であるが、逃げ馬には有利な1枠を引いたとなれば本命とするしかないだろう。

 相手はダイワウインダムメルシーエイタイムテレジェニックユキノサンロイヤルラージヒルジャンプといった(ブロードキャスター以外の)有力どころを押さえておく。数行前で4歳馬はことごとく来ないようなことをカイタノだが、サスガに中山大障害2着馬を無視するわけには行かないのでメルシーエイタイムを▲としておく。

結論
[馬単]
1→[5,6,8,9,10,11]・・・500pts

B馬名性齢騎手斤量
1 1 コウエイトライ   牝5 小坂忠士 61
2 2 ブロードキャスター 牡4 西谷誠  60
3 3 マイネルユニバース 牡8 平沢健治 59
3 4 ミヤビペルセウス  牡6 *矢原洋一 57
4 5 テレジェニック   セ6 金子光希 62
4 6 ユキノサンロイヤル 牡9 *柴田未崎 59
5 7 ハイヤーザンヘブン 牡5 大庭和弥 57
5 8 メルシーエイタイム 牡4 出津孝一 62
6 9 マイネルオーパー  牡7 *横山義行 61
610 ラージヒルジャンプ セ6 *浜野谷憲 61
711 ダイワウインダム  牡9 穂苅寿彦 62
712 コネクトフォー   セ6 *五十嵐雄 57
813 サンダーロール   牡4 田中剛  59
814 フラップジャック  牡4 *山本康志 57

レース後のコメント
 やはりコウエイトライが逃げて、そのまま逃げ切った。終わってみたら8馬身差の圧勝劇。レコードのおまけ付き。まさに一人舞台である。これで重賞2連勝。そして重賞3勝目。オープン特別だと負けるが重賞だと本当に強い!重賞に的を絞って仕上げてきているのだろう。小坂騎手はこれで重賞4勝目。今年の勝ち星の半数が障害重賞である。まるで数年前の高田を見ているようだ。普段は目立たないがまさに障害重賞の鬼である。

 その8馬身ほど後方では人気馬ブロードキャスターが粘っていたが、内からマイネルオーパーが突いてきて2着を確保。マイネルオーパーの所属する矢野厩舎はこのレース2頭出しであるが、もう1頭の僚友テレジェニックも2着と差のない4着。共に好走した。ブロードキャスターは脚はあったのだが、水郷で脚を取られたり障害飛越はぎこちなかった。この差がマイネルオーパーと明暗を分けることとなったのだろう。

 今年は全重賞を予想することにしているが、障害重賞はかなり調子がよい。これで7レース予想して4レース的中である。平地でもこれぐらい当たったらなというような成績である。小坂騎手と同じく4勝目(笑)。障害だけだったらかなりの回収率を上げてるのだが(以下略)。

的中 500pts x 46.9 = 23450pts



2006年10月14日(土) 4回東京3日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【9R】 第8回東京オータムジャンプ
障害3歳以上・オープン・J・G3(ハンデ) (混) 芝 3300m 14頭立
馬名性齢騎手斤量タイム着差通過順上3F単勝体重増減厩舎賞金
11コウエイトライ  牝5小坂忠士 61 3.36.901-01-01-01  25.4488 +2(栗)田所清広3500
69マイネルオーパー 牡7横山義行 61 3.38.206-06-04-03  514.1440 +4(美)矢野進 1400
22ブロードキャスター牡4西谷誠  60 3.38.31/203-03-02-02  11.8462 +8(栗)坂口正則880
45テレジェニック  セ6金子光希 62 3.38.4クビ07-06-06-06  38.5468 +6(美)矢野進 530
610ラージヒルジャンプセ6浜野谷憲 61 3.38.903-03-04-04  48.8468-14(栗)古川平 350
58メルシーエイタイム牡4出津孝一 62 3.39.611-11-08-07  956.8450-12(栗)武宏平  
814フラップジャック 牡4山本康志 57 3.40.408-08-09-08 12153.2480 +2(美)斎藤誠  
33マイネルユニバース牡8平沢健治 59 3.40.412-12-11-11 13166.4466+10(美)郷原洋行 
46ユキノサンロイヤル牡9柴田未崎 59 3.40.910-09-09-10  615.4474 0(美)増沢末夫 
10813サンダーロール  牡4田中剛  59 3.41.103-03-07-08  844.3446 -4(美)小島太  
1134ミヤビペルセウス 牡6矢原洋一 57 3.47.6大差09-09-12-12 1197.0486+12(美)戸田博文 
712コネクトフォー  セ6五十嵐雄 57 ------02-02-02-04 1074.6504+10(美)伊藤正徳 
711ダイワウインダム 牡9穂苅寿彦 62 ------  720.8522+12(美)嶋田功  
57ハイヤーザンヘブン牡5大庭和弥 57 ------ --0.0--- (美)高橋義博 

LAP  (データ無し)
通過 マイル:103.8  上り 51.5-38.5  平均 1F:13.15 / 3F:39.44
単勝  1 \540
複勝  1 \160 / 9 \220 / 2 \120
枠連  1-6 \1000 (4)
馬連  01-09 \2560 (10)
ワイド 01-09 \740 (10)/ 01-02 \210 (1)/ 02-09 \540 (5)
馬単  01-09 \4690 (15)
3連複 01-02-09 \1610 (4/286)
3連単 01-09-02 \14740 (40/1716)

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