騎手生活27年のいぶし銀本田騎手が今週一杯で引退である。その本田が乗るのが昨年本田が乗って大活躍したカワカミプリンセスと同じキングヘイローを父に持つローレルゲレイロ。このレースでも堂々の１番人気に支持されるであろう実力馬である。一部紙上では（出馬確定前に）これが本田のラスト重賞だと報道があったが、次の日の阪急杯でも乗り馬はいるらしい。しかし、調教師が温情で用意してくれたテン乗り馬よりも、ずっと手綱を取ってきたローレルゲレイロで勝ちたいと本人も思っているだろうし回りも勝たせてやりたいと思っているだろう。ローレルゲレイロといえば２着が多い馬なので、本来なら（配当的妙味も考えて）馬単の紐軸にしたいところなのだが、今回は馬連（＆ワイド）の軸にすることにする。２着の可能性もあるが１着の可能性も大きいので。

　ローレルゲレイロ以外はドングリの背比べの様にも見えるので、連の相手には本田に気を使う必要の無い外人騎手騎乗の馬。

　○はデムーロ騎乗のワンダースティーヴ。小倉で500万を勝っただけの馬であるが、逃げに脚質転換してからは底を見せていない。今回も逃げ宣言しており、開幕週のスピード馬場ならそのまま粘ってしまう可能性がある。

　▲はペリエ騎乗のディープスピリット。前走のあすなろ賞ではワンダースティーヴに0.6秒差で敗れた１勝馬であるが、何故かそのワンダースティーヴよりも人気になっているのでちょっと評価を下げた。格上挑戦でペリエを使ってくるのだから勝負がかりなのだと思われる。