ここ５年連続１番人気が勝っているレースである。設立当初はそれほど堅いレースではなかったが、ダート路線が整備されて、ダート馬の質が上がってくると紛れの少ないレースとなってきたから人気馬が順当に活躍する環境となったのだろう。

　本命はブルーコンコルド人気の一角でおそらく１番人気になるであると思われる。昨年のこのレースは４着だったが、その後ＧＩを３勝してしかもその内マイルが２勝となれば、ここでは鉄板だろう。カネヒキリ抜きのメンバーでダートマイル戦を行なうのなら負ける気がしない。

　対抗というか２着候補はシーキングザダイヤ。ダートＧＩでは[0,9,1,2]と見事なまでの２着巧者である。前走の東京大賞典こそ３着だったが、やはりこの馬の本質は２着。クーリンガー（東京大賞典２着馬）級の伏兵も今回は現れなさそうだ。しかも、今回は３年連続フェブラリーＳ２着というナイスネイチャ（有馬記念３年連続３着）級の記録がかかっている。このシーキングザダイヤの２着というのはまさにダイヤのように堅いだろう。たとえ当日の人気がシーキングザダイヤがブルーコンコルドを上回るようでも連単の２着で押さえておこう。

　上記の２頭で堅そうなのだが、あまりに堅いので３連単で相手を絞り込む。中央実績こそ無いが東京大賞典はあくまで叩きでここで勝負にきた交流ＧＩの雄アジュディミツオー、ダート転向後はほぼパーフェクトな成績で勢いに乗る平安Ｓの覇者メイショウトウコン、府中ダートでは２戦して共に重賞３着であり府中では一発がありそうなフィールドルージュ、７連続連対中で府中ダート1600mで重賞勝ちがあるシーキングザベスト、このレースと同コースで行なわれる武蔵野Ｓを２年連続連対中のサンライズバッカス、このレースと相性のいいペリエを配したメイショウバトラー、ダートなら大崩れはしない根岸Ｓの覇者ビッググラスを３着候補として狙う。