今年から4/29は「昭和の日」となったのだが、昭和時代に戻ったみたいに昭和天皇誕生日である4/29に天皇賞が行なわれる。別に4/29に行なうようなルールに戻ったわけではなく、たまたま4/29が日曜日なだけであるが。

　さて、春の天皇賞は一時期は荒れるようになったが、昨年はまた堅いレースに戻ったレースである。また、菊花賞馬との相性がいいレースでもある。やはり淀の長距離で行なわれるレースはスタミナと底力が物をいうレースなので、菊で勝てるような馬はここでも有利なのであろう。

　昨年の菊花賞馬がいればいいのだが、昨年の菊花賞馬ソングオブウインドは不在である。となれば他の年の菊花賞馬を狙おうということになるのだが、このメンバーで菊花賞を勝っている馬はデルタブルースしかいない。デルタブルースは休み明けの阪神大賞典こそ４着に敗れたが、昨年ポップロックを抑えてメルボルンカップを勝ったりと長距離レースでの実績は抜群である。ＪＲＡ随一の長距離ＧＩである春天では思いっきり狙える馬である。昨年のこのレースは惨敗だったが、メルボルンカップを征して箔の付いた今年は本命として狙う。

　相手はステイヤーズＳ、阪神大賞典と3000mを超える長距離レースを連勝中のアイホッパーが筆頭格。それからメイショウサムソンも菊花賞だけを勝てなかった２冠馬というのが気になるが、トライアルを無難に勝っていて衰えは見せていないし、オペラハウス産駒というのは元来成長力があり長距離向きでもある血統なので狙ってみたい。

　抑えだが、２頭出し松本省厩舎の一角トウカイトリックと京都でよく穴を開ける長距離馬ファストタテヤマにも流しておく。