今年で最後となる東京でのＪＣダート。来年から１週後ろ倒しで阪神で行なわれることになるのだが、外国馬は集まるのだろうか？ＪＣと同じ週に行なわれるから外国馬やその関係者がやって来て盛り上がるのだと思っていたがいかがなものだろう。理想的にはいつだったかの様にＪＣと同じ日に行なった方が盛り上がると思う。

　さて予想の方だが、２頭出しの久保田厩舎の馬からワイルドワンダーを狙ってみる。久保田厩舎のもう１頭ドラゴンファイヤーの方が人気になっているが、やはり鞍上がカツハルと岩田だと岩田が乗っている方が厩舎サイドの本線である可能性が高い。また、単純にＧＩでどちらが信頼できる騎手かと言われると間違いなく岩田ということになる。武蔵野Ｓでは不良馬場に足元をすくわれて２着だったが、極端な荒れ馬場にならなかったら勝っていただろう。５戦連続連対中であり、勢いがあるのも魅力である。意外に人気の盲点になっているワイルドワンダーを本命とする。

　対抗はヴァーミリアン。地方競馬の交流戦では断然な強さを発揮するがJRAのGIでは掲示板の下位が指定席。ただ、今の勢いがあればＪＣダートでも連対の可能性が高いだろう。

　毎年の様に外国馬の取捨が問題となるが、外国馬の中ではスチューデントカウンシルが狙い目。父のキングマンボは昨年の覇者アロンダイトを初めとして日本のダートには適性が十分ある。母父のクリスエスも日本での実績がある種牡馬である。アメリカのダートと日本のダートでは質が全く異なるため、アメリカでの実績は当てにならないことが多いが、血統的に日本のダートもこなせる血統なのでＪＣダートでも十分やれるだろう。しかもここで勝てば１億円のボーナスが入るのであれば必勝体制で臨んできているだろう。

　上記３頭が中心だが、他の有力どころにも◎からの流しを押さえておく。