土曜の夜、グリーンチャンネルをつけっぱなしにしておいたら弥生賞の参考ＶＴＲが延々と放送されていた。出走馬の１頭であるモチの前走若駒Ｓも何度も流れていたが「モチ粘る、モチ粘る」という実況が聞こえてくるたびにテレビの方を振り向いてしまう。確かダートを走っていたころの実況は「モチが伸びてきた」だったな。それでは、モチは買うのかというと岩田が乗らなかったという時点で消しである。過剰人気になるだろうし、モチの季節である正月はとっくに過ぎたので。でもレース前日の3/3は桃の節句なので鏡餅の季節ではないが菱餅の季節ではあるか。ヒシの馬がいたらネタ馬券が買えるのに（笑）。馬柱にはネタで「◇」と打とうと思ったが、やめることにした。鏡餅の季節に「◎」（鏡餅を上から見た図）を打っておけば当たったのにな。

　さて、マジメな予想だが、本命は朝日杯ＦＳの覇者ドリームジャーニー。過去10年間の弥生賞で前走朝日杯組の成績は[2,1,2,2]、単勝回収率254%、複勝回収率201%である。朝日杯から直行する馬がこれだけの良積を残している上に、勝ち馬と来たら本命にするしかない。前走の朝日杯では蛯名騎手が見事にＥＳＰ炸裂の出遅れを決めたが、それでも最後にはローレルゲレイロを差しきって見事に勝利を飾った。底力は十分であり、ある程度まともにスタートすれば、まず負けないだろう。

　対抗は前日のチューリップ賞を勝ち馬とタイム差無しのダイワスカーレットに0.2秒差を付けてシンザン記念を征したアドマイヤオーラ。ローレルゲレイロを物差しにして考えるとドリームジャーニーよりも上なのだが、ドリームジャーニーの出遅れ分や2000mへの適性などを考慮して２番手評価とした。

　上記２頭の馬連だと儲からないだろうから３連系で勝負することとする。３番目の馬としては皐月の権利が是が非でも欲しい馬をピックアップ。まずは、ここで３着以内に入らなければ事実上皐月出走への道が閉ざされるインパーフェクト。弥生賞といえばサンデーサイレンス産駒の活躍が目立つのでサンデー系を狙うのがセオリーなのだが、どうしても権利を取りたい地方馬は目一杯に仕上げてくるので例外と思った方がよい。また、ハンプトン系は過去10年で出走数こそ少ないものの[1,1,0,0]と連対率100%である。１頭はインパーフェクトの父ナリタトップロード、もう１頭はセイウンスカイ。血統的には悲観する必要は無いだろう。 　もう１頭ソエが収まった途端強い勝ち方で２連勝のタスカータソルテも押さえておく。本番でも通用する実力馬なのでここで権利を取って皐月賞出走を確実にしておきたいところだ。