愛知杯が12月開催になってから今回が３回目であるが、過去２年意外と堅い決着となっている。まだ歴史も浅く過去のデータはあてにならないが、牝馬限定ハンデGIIIだからといって、無理矢理な穴は狙う必要がないとは言えるだろう。

　中京芝2000mといえばダンスインザダーク産駒の回収率が非常に良い。過去３年間でのべ121頭(この出走回数も全種牡馬中最高)が出走しているが、単勝回収率212%、複勝回収率120%という、もの凄く高い回収率をマークしている。出走頭数が多いことから特異なデータに引っ張られて高すぎる値になっているとも思えず、この数字がそのまま期待値だと思ってよい。つまり、単勝を買い続けていれば賭け金が２倍以上になるということだし、複勝でもプラスになるということである。要は中京芝2000mではダンスインザダーク産駒を買え。データがそう物語っている。

　レインダンス、ウインシンシア、ブーケフレグランスと３頭のダンスインザダーク産駒が出走するが、本命は厩舎２頭出しの宮厩舎所属レインダンス。府中牝馬Ｓ、エリザベス女王杯と休み明け２戦ともに馬券にはならないものの掲示板には入っており、そこそこの良績は残している。叩き３戦目の今回は相手のレベルも下がることもありかなり期待できそうである。また、同厩舎からコスモプラチナという逃げ馬も出走しており、ペースを作れるという強みもある。こういうラビットを出してくるところを見ても今回は陣営もヤル気だろう。

　相手はウインシンシア、ブーケフレグランスが中心だが、その他にも手広く流しておく。さすがに総流しとまではいかないが、ハンデ戦で人気も割れているし、来てもおかしくなさそうな馬が結構いるので。