2008年11月 2日(日) 4回東京8日目 15:40発走
11R 第138回天皇賞(秋)
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 2000m 17頭立

 本命は3歳ながら挑戦してくるディープスカイ。3歳で菊ではなく天皇賞(秋)に出走してくるのは自信の現われだろう。何せダービー馬が出てくるのだから。NHKマイル→ダービー→秋天の変則三冠馬(もちろん史上初)を目指すディープスカイに期待しよう。鞍上の四位は昨年のダービー馬ウオッカや昨年の菊花賞馬アサクサキングスといった乗り馬(ウオッカは最近乗っていないが)がいるにもかかわらずディープに乗るのだから、それだけこの馬に対する期待が高いのだろう。菊花賞を神戸新聞杯3着のオウケンブルースリが勝っているのだから、神戸新聞杯のレベルも(いつも通り)高かったということだ。神戸新聞杯勝ち馬なら秋天を征しても何の不思議も無い。

 対抗はトーセンキャプテン。角居厩舎はトーセンキャプテンウオッカポップロックといった3頭出しの布陣である。勝負を賭けているのだろう。人気はウオッカだが、ここは穴を狙ってトーセンキャプテンを狙っていきたい。角居厩舎は武豊、内田博、ペリエといった東西+外人のトップジョッキーを用意してきた。よくぞここまで超一流騎手を押さえられたなと感心してしまう。このうちウオッカの武豊とポップロックの内田博は前走と同じ。乗りなれた強みというのもあるだろうが、池添から外人騎手ペリエに乗り変わったトーセンキャプテンは鞍上強化度でいったらナンバーワンである。また、父ジャングルポケットというのはいかにも東京向き。毎日王冠は惨敗だったが、ここで巻き返しを図ってもらいたいものである。

 その他ではウオッカダイワスカーレットといったレベルの高い4歳牝馬でも1,2を争う両頭を押さえておく。人気になっているしあくまで押さえであるが。

結論
[馬連]
2-[7,14] ・・・ 1000pts
2-15 ・・・ 500pts
[ワイド]
2-15 ・・・ 500pts

B馬名性齢騎手斤量
1 1 アサクサキングス  牡4 *藤岡佑介 58
1 2 ディープスカイ   牡3 四位洋文 56
2 3 エアシェイディ   牡7 後藤浩輝 58
2 4 アドマイヤモナーク 牡7 *岩田康誠 58
3 5 サクラメガワンダー 牡5 福永祐一 58
3 6 エリモハリアー   セ8 吉田豊  58
4 7 ダイワスカーレット 牝4 安藤勝己 56
4 8 ポップロック    牡7 内田博幸 58
5 9 アドマイヤフジ   牡6 川田将雅 58
510 キングストレイル  牡6 *北村宏司 58
B611 ハイアーゲーム   牡7 柴田善臣 58
612 タスカータソルテ  牡4 *ルメール 58
713 オースミグラスワン 牡6 蛯名正義 58
714 ウオッカ      牝4 武豊   56
815 トーセンキャプテン 牡4 *ペリエ  58
816 カンパニー     牡7 横山典弘 58
817 ドリームジャーニー 牡4 池添謙一 58

レース後のコメント
 「3強と言われるレースはその3頭で決まりやすい。」この格言を地でいくような見事なレースだった。ただし、私が本命にしていたディープスカイは3着であり、残りの2頭のワンツーで決まってしまったのであるが。

 ダイワスカーレットが逃げるが、逃げるダイワスカーレットに○トーセンキャプテンが競りかけていく。1000m通過が58.7秒のハイペース。トーセンキャプテンは同厩舎のウオッカに有利な流れを作るためにダイワスカーレットをつぶしに行くためのラビットだったのか。それにしても、ペリエのような一流外人騎手がこんな仕事を引き受けるなんて思いもしなかったな。

 トーセンキャプテンに競りかけられたダイワスカーレットだが、最後の最後までよく粘った。外からウオッカとディープスカイが差してきたときは脚色からしてその2頭で決まる(そして私の予想は的中)と思われたのだが、ダイワスカーレットも二の脚を使い粘る。最後はどっちが勝ったのかわからない程の僅差でウオッカに軍配が上がったが、ダイワスカーレットも厳しいペースの中勝ち馬と同様に頑張ったと思う。

 ディープスカイもクビ差3着なので最低限の期待に応える活躍はしたといえる。直線で一旦はダイワスカーレットより前に行ったわけだし。それにしても4歳牝馬は強いといっても、メンバー中ただ2頭の牝馬でワンツーを決めてしまうとはレベルの高さには恐れ入る。

 ちなみにウオッカがダイワスカーレットにGIで先着したのはこれが始めてだ。数々の名勝負を繰り広げてきたが、ようやくと同期の宿敵ダイワスカーレットに勝ったといった感じ。ウオッカの府中でのGI勝ちはこれで3つ目。というよりは2歳戦を除くGIを勝った舞台は全て府中だ。そういう意味では得意の府中コースだったので、今回はダイワスカーレットに勝つことができたともいえるのかな。

外れ



2008年11月 2日(日) 4回東京8日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第138回天皇賞(秋)
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 2000m 17頭立
馬名性齢騎手斤量タイム着差通過順上3F単勝体重増減調教師賞金
714ウオッカ     牝4武豊   56 1.57.207-07-0734.4 12.7490 0(栗)角居勝彦13200
47ダイワスカーレット牝4安藤勝己 56 1.57.2ハナ01-01-0135.2 23.6498 0(栗)松田国英5300
12ディープスカイ  牡3四位洋文 56 1.57.2クビ06-05-0534.5 34.1510 +2(栗)昆貢  3300
816 カンパニー    牡7横山典弘 58 1.57.2ハナ16-16-1633.51152.8460+10(栗)音無秀孝2000
23 エアシェイディ  牡7後藤浩輝 58 1.57.3クビ08-07-0834.4 833.6490 -2(美)伊藤正徳1320
35 サクラメガワンダー牡5福永祐一 58 1.57.5109-09-0934.5 732.1486 +2(栗)友道康夫 
713 オースミグラスワン牡6蛯名正義 58 1.57.514-15-1534.01043.1532 +6(栗)荒川義之 
11 アサクサキングス 牡4藤岡佑介 58 1.57.71 1/205-05-0535.0 621.2494 0(栗)大久保龍 
510 キングストレイル 牡6北村宏司 58 1.57.7ハナ02-03-0335.316109.2492 +8(美)藤沢和雄 
10817 ドリームジャーニー牡4池添謙一 58 1.58.01 3/417-17-1634.2 414.6420 +6(栗)池江泰寿 
1159 アドマイヤフジ  牡6川田将雅 58 1.58.0ハナ02-04-0335.61257.9528 -2(栗)橋田満  
1224 アドマイヤモナーク牡7岩田康誠 58 1.58.21 1/212-12-1235.01369.4458 -8(栗)松田博資 
1336 エリモハリアー  セ8吉田豊  58 1.58.3クビ14-14-1334.917201.8452 +2(栗)田所秀孝 
1448 ポップロック   牡7内田博幸 58 1.58.3クビ12-12-1335.0 940.1498 -2(栗)角居勝彦 
15611 ハイアーゲーム  牡7柴田善臣 58 1.58.4 3/409-10-0935.31584.4514 -6(美)大久保洋 
16815トーセンキャプテン牡4ペリエ  58 1.58.6102-02-0236.41471.5492 -2(栗)角居勝彦 
17612 タスカータソルテ 牡4ルメール 58 1.58.8109-10-0935.7 520.6456 +6(栗)藤原英昭 

LAP 12.6-11.1-11.5-11.9-11.6-11.6-11.7-11.3-11.3-12.6
通過 35.2-47.1-58.7-70.3  上り 70.1-58.5-46.9-35.2  平均 1F:11.72 / 3F:35.16
単勝  14 \270
複勝  14 \120 / 7 \130 / 2 \150
枠連  4-7 \520 (1)
馬連  07-14 \550 (1)
ワイド 07-14 \220 (1)/ 02-14 \280 (2)/ 02-07 \360 (3)
馬単  14-07 \1050 (1)
3連複 02-07-14 \710 (1/680)
3連単 14-07-02 \3250 (1/4080)

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