「荒れるハンデ戦」の筈がこんなに堅くていいのだろうか･･･。順番こそ違え、３，２，１番人気が１，２，３着。この３頭の順番が人気と逆になった分ガチガチ堅いというわけではないのだろうが、それでも馬連15倍の配当とはアル共らしからぬ結果である。３連複は１番人気だし。

　勝ったのはスクリーンヒーロー。この馬も格上挑戦の馬である。同じ格上挑戦でもクラス分けの上での格上なだけであって、重賞３着、オープン特別２着の実績があり、前走も準オープン２着という馬なので、我が本命セタガヤフラッグ(14着)の様な準オープン入り後連続２桁着順の馬とは格が違うのだろう。これでスクリーンヒーローは古馬になってから５戦連続連対である。そしてついにＧII馬となった。

　２着はジャガーメイル。府中芝2400mで３連勝中であり、やはりトニービン系のジャングルポケット産駒だけに府中は得意なのだろう。今回は重賞だということと距離が100mだけ長かったこともあり２着だが、今後も期待できる馬である。勝ち馬とのハンデ差がなければ勝っていたかもしれない。

　３着は１番人気アルナスライン。２着とクビ差の惜しい３着で１番人気馬の面目をどうにか保った。58kgというハンデの割には良く走ったと思う。結果的に１〜３番人気で決まってしまったが、３頭の人気と着順が逆になったのはハンディキャップの為せる業か。

　我が本命セタガヤフラッグはスタートからムチを入れて逃げたが、テイエムプリキュアに突かれたこともあり惨敗。ペース的にはそれほどハイペースにはならなかったが、一人旅の様な大逃げが打てれば結果も変わってきただろう。今回はセタガヤとテイエムプリキュアの２頭が馬群を引き離して逃げていた。４コーナー過ぎでは「そのまま〜」と叫んでみたが、セタガヤフラッグはずるずると後退。さすがに府中の直線は長い。その片割れのテイエムプリキュアは４着に粘る善戦。プリキュアにとってはベストに近いレースをしたのだろうが、もうちょっと控えてセタガヤフラッグを楽にいかせて欲しかった。

外れ