昨年のこのレースで１着馬とハナ差の３着、そしてその後の高松宮記念を勝ったスズカフェニックスが本命。暮れに行なわれた阪神カップも征しており勢いは衰えてはいない。今回は斤量59kgでの挑戦となるが、他馬との格の違いを考えるとこの斤量差でもこの馬が本命でいいだろう。

　対抗は東京新聞杯で久々の勝利を挙げたローレルゲレイロ。一時は単なる早熟馬かと思われていたが逃げに脚質転換を図った阪神カップから復調を見せている。前走こそ勝ったもののもともと２，３着が多い馬。前走の騎手藤田は勝ちに行く騎手であるが、今回はその藤田と同期の四位に乗り替り。四位は無理に勝ちに行くというよりは、無難に着を拾いに行くタイプの騎手なので、今回のゲレイロは「全盛期の様に」２、３着となる可能性が高い。

　２，３着といえば橋口厩舎＆上村騎手コンビ。橋口と上村がコンビを組んだらとにかく２，３着が多い。単独でも２、３着が多い厩舎もしくは騎手であるが、コンビで出てくるとその確率は一段と高まる。そのコンビであるペールギュントはローレルゲレイロほどの安定感は無いものの、昨年の高松宮記念で２着に突っ込み穴を開けた実力馬。今回も穴として２着付けで狙ってみる価値はある。

　馬券的狙いは◎スズカフェニックスを１着として○ローレルゲレイロ、▲ペールギュントに流した馬単。更に昨年のＮＨＫマイルＣの時の様な事が起きることに期待してローレルゲレイロ、ペールギュントを２，３着に固定した３連単も狙ってみる。どちらかというと後者が本線の様な気がしないでもない買い目だが（笑）。