いつも間にかカペラＳという重賞ができていた。なぜいきなり？？？と思ったが、１月に行なわれていたガーネットＳが来年から廃止となるようなので、名前を変えて１２月に移動になったのだろう。要は今までのガーネットＳの様な位置づけのレースということか。だったら、名前もガーネットＳのままでいいのにね。ガーネットは１月の誕生石だからだということもあるだろうが、それを言ったら４月の誕生石のダイヤモンドＳが２月とか１月に移動になっても名前はそのままだし、そもそも皐月賞は５月じゃなく４月に行なわれてるぞ。今年だけ変則的に「ガーネットＳを２回実施」でもよかったんじゃないかな。

　さて本命は武蔵野Ｓ４着からの巻き返しを図るカルナバリート。前走の武蔵野Ｓでは勝ち馬とそれほど差のないレースぶりだったし、オープン２戦目の今回は相手も武蔵野Ｓよりは格下だしクラス慣れもあるのだから前進が期待できる。内田博幸騎手が阪神ＪＦに前走騎乗したお手馬フキラウソングや騎乗経験のある有力馬ダノンベルベールが出走するにもかかわらず、中山で乗るとのことなので、このカルナバリートにそれだけ期待しているのだろう。

　対抗は穴を狙ってワーキングボーイ。中山ダート1200mはフォーティーナイナー系の種牡馬の活躍が目立つ。出走馬中唯一のフォーティーナイナー系エンドスウィープ産駒のワーキングボーイは狙い目だ。オープン入り後はパッとしないレースが続いているが、それでも経験を重ねるにつれ徐々に良くなってきているので、穴を開けてくれそうな今がお買い時だろう。

　単穴は昨年今年とガーネットＳ２年連続連対の「実質的にこのレースの巧者」スリーアベニューを狙う。この季節が得意なのか、このコースが得意なのか、冬場の中山ダート1200mでは好走傾向にある。

　その他では２頭出し森厩舎のビクトリーテツニーとダートに転向してから６戦して連を外したことの無いダイワエンパイアが狙い目。